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マッシュルームの編集

マッシュルームとは、食用きのこの一種である。菌類学上の和名は「ツクリタケ」。
&attachref(./Agaricus_bisporus_mushroom.jpg,nolink,75%);
&attachref(./DSC_8872~2-EDIT.jpg);
&size(10){画像出典:(上)https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Agaricus_bisporus_mushroom.jpg?uselang=ja 著作者:Мыць Денис(Public domain)　(下)ブラウンマッシュルーム。自宅にて筆者撮影};
|科名|ハラタケ科ハラタケ属|
|学名|Agaricus bisporus|
|原産地|ヨーロッパ|
|生態|担子菌類|
&br;
　ヨーロッパが原産の食用きのこで、わが国には明治時代に渡来し、当時は見た目が[[マツタケ]]に少し似ていることから「セイヨウマツタケ」の名称で呼ばれたが、現在は「マッシュルーム」の名称((余談だが日本のマツタケは "Japanese Mushroom" とか "Matsutake Mushroom" と呼ばれている。))で流通し、栽培される。
傘色はふつう純白だが、淡い褐色の品種(ブラウンマッシュルーム)もある。傘は直径2㎝～3㎝のものが普通だが、成長して直径が10㎝ほどになった「グランマッシュ」(「ポットベラ」の名称でも出回っている)も流通している。かつては市場に出回るのは、ほとんどが水煮にしたものの缶詰であったが、現在は生のものも出回る。
　栽培の開始は全くの偶然というべきもので、16世紀ごろのフランスで、[[メロン]]栽培のため堆肥の発熱を行っていたところ、偶然白色のきのこが生えてきた。試しにそのきのこを収穫試食してみたところ、かなり味が良かったため、堆肥を用いて栽培されるようになった。当初は大量に出ていた馬の厩肥を用いていたが、産業革命によりあまり用いられなくなり、現在は人工堆肥によって栽培される。
　西洋料理には欠かせないきのこで、炒め物やスープ、グラタンやパスタソース、オムレツやピザなどに用いられる。また本種は数少ない「生食可能」なきのこ((多くのきのこは生で食用すると消化に悪く、また体調不良につながることがある。それは人口に膾炙している[[シイタケ]]とて例外ではない))で、洋風サラダに使われるきのこは多くが本種である。前述のように「セイヨウマツタケ」の名称で知られたが、香りには乏しく、食感と風味を楽しむきのこといえるだろう。
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