|
春の七草 の変更点
「春の七草」とは、早春に食される7種の植物の総称である。
&attachref(./DSC_2912.JPG);
画像出典:新宿にて筆者撮影
*概要 [#z0c19ddc]
毎年1月7日の「七草の節句」に食する7種の植物のことで、その年の無病息災を祈り、刻んで粥にして食する。
「春の七草」を構成する植物種は以下のとおりである。
|''七草の品種''|''現行の植物名と科名''|
|&ruby(せり){芹};|セリ(せり科)|
|&ruby(なずな){薺};|ナズナ(あぶらな科)|
|&ruby(ごぎょう){御形};|ハハコグサ(きく科)|
|&ruby(はこべら){繁縷};|ハコベ((市販のものは「コハコベ」が使われるが、「コハコベ」は幕末から明治に渡来した帰化植物であり、実際は在来種のミドリハコベとされる))(なでしこ科)|
|仏の座|コオニタビラコ(きく科)((しそ科のホトケノザとは別種))|
|&ruby(すずな){菘};|カブ(あぶらな科)((ノビル(ひがんばな科)説あり))|
|&ruby(すずしろ){蘿蔔};|ダイコン(あぶらな科)((ヨメナ(きく科)説あり))|
*採取にあたって [#yf494a56]
上記の7種の植物のうち、芹や菘、蘿蔔は基本的に野菜としてスーパーで販売されている。菘や蘿蔔の場合、スーパーで購入する場合は葉が切り取られていることが多いので、葉つきのものを購入する場合は農産物直売所や地場野菜コーナーを探してみるのがよいだろう。
これらの「七草」は通常、日当たりのよい斜面などに生えているため、生息している場所を把握しておくのがよい。
「仏の座」と称される植物は、実際はきく科のコオニタビラコを指すのだが、しそ科のホトケノザを誤って収穫してしまうことがある。しそ科の「ホトケノザ」の方は特に毒成分を含んでおらず((かつては毒成分を含むとされていた))、食用にできないことはないが、そんなにおいしいものではない。
「仏の座」と称される植物は、実際はきく科のコオニタビラコを指すのだが、しそ科のホトケノザを誤って収穫してしまうことがある。しそ科の「ホトケノザ」の方は特に毒成分を含んでおらず((かつては毒成分を含み。食べると腹痛を引き起こすとされていた))、食用にできないことはないが、しそ科特有の芳香があるわけでもなく、そんなにおいしいものでもない。
また、芹は同じせり科の猛毒植物で、芹とほぼ同じ場所に生息する[[ドクゼリ]]と混同しやすく、しばしば中毒事故が発生しているので、七草を採取する際には、植物図鑑などでよく特徴を把握し、素人判断で採取してはならない。
現在はスーパーマーケットに行けば、ハウスで栽培されたものがパックに分けられて販売されている。余程こだわらない限りは、スーパーでパック詰めされたものを買う方が賢明である。
*コメント [#cd9f0bb5]
#comment
*閲覧者数 [#pfa1b743]
|現在|&online;|
|今日|&counter(today);|
|昨日|&counter(yesterday);|
|合計|&counter;|
|