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ミズナ の変更点

ミズナは、野菜の一種である。
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画像出典:筑波実験植物園にて筆者撮影
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科名:アブラナ科アブラナ属
学名:Brassica campestris var. laciniifolia
原産地:日本
生態:一年草
別名:京菜
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 我が国の京都府が原産で、江戸時代初期に京都府で作出されたのち、関東地方にも種子が伝播し、栽培されるようになった漬け菜の一品種である。
茎は細く、しばしば枝分かれして大株となり、葉は細かく切れ込み、まばらに鋸歯がある。花は黄色で、アブラナ科の花には珍しく、4枚の花弁は十字花ではなく2枚ずつが近寄り矩形に近い。
栽培方法によっては[[コマツナ]]の要領で栽培することで小株になったり、[[ハクサイ]]の要領で栽培することで大株になったりする。現在小株仕立てで栽培する方が好まれている。
晩春から初春にかけて葉を鍋物やサラダ、汁の実や漬物にする。京料理のはりはり鍋は、ミズナの半生の食感を楽しむための料理である。
 普通茎は白く、葉は鮮やかな緑色であるが、生食用に育成された品種の中には、茎は鮮やかな紫色になり、葉が黒緑色になる品種がある。
*近似種 [#bfb1be75]
**ミブナ(Brassica rapa var. laciniifolia subvar. oblanceolata) [#kfc2d17e]
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画像出典:https://iiif.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/repo/s/agriculture/document/5bfde8bf-0b54-7848-97d6-1ee30cf9a645#?c=0&m=0&s=0&cv=9&xywh=2879%2C1629%2C2973%2C1773 東京大学農学生命科学図書館デジタルアーカイブ
「有用植物図説」より抜粋。
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 ミズナの一品種で、ミズナと[[カブ]]が交配されてできたものである。草姿や花の形状はミズナとほぼ同一だが、、葉は切れ込まずに丸みを帯びている。利用方法はミズナとほぼ同一である。ミズナにはない特有の辛みや香りを持つが、ミズナのようなシャキシャキした歯触り感はない。調理法はミズナとほぼ同じ。
**スイグキナ [#fae5e5fd]
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画像出典:飯沼慾斎 著 ほか『草木図説 : 草部』第3輯,三浦源助,大正2. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/980994 (参照 2025-03-01)
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カブの変種であるスグキナと名前はよく似ているので非常に紛らわしいが、それとは異なる青菜の一品種である。飯沼慾斎の『草木図説』や村越三千男の『原色図説植物大辞典』によれば、どうやらアブラナとミズナの自然交雑種らしい。現在栽培されているかどうかは未詳。
**イセナ [#wae05088]
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画像出典:飯沼慾斎 著 ほか『草木図説 : 草部』第3輯,三浦源助,大正2. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/980994 (参照 2025-03-01)
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 村越三千男の『原色図説植物大辞典』によれば、ミズナのうち、葉柄が短く、葉の切れ込みが深いものを指すようである。利用法はミズナの普通種とほゞ同一である。
*コメント [#q8a5c3c3]
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