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ホテイチク の変更点

ホテイチク(布袋竹)とは、竹類の一種である。
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画像出典:(上)東京都薬用植物園にて筆者撮影。/(下)ホテイチクのタケノコ(水煮)。新宿伊勢丹にて筆者撮影
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科名:イネ科マダケ属
学名:Phyllostachys aurea
原産地:中国
生態:多年生常緑竹
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 中国の長江流域が原産の多年生常緑の竹類で、我が国には江戸時代ごろに渡来し、現在は庭園にしばしば植えられる。
稈は黄色味を帯びた鮮やかな緑色で、高さは5~10m、直径は2~4cmとなる。当初はまっすぐ成長するが、稈の下部の節と節の間が不規則に短く詰まり、節と節の間の上部が膨らみ、下部がくびれる。この節の見た目が、七福神の布袋様の膨らんだ腹部を連想させることから、「ホテイチク」の和名がつけられた。原産地の中国ではやはりその節ごとの膨らみに目をつけて、「人面竹」「羅漢竹」の名称で呼ばれる。
 葉は淡緑色で長さ5~12cm、幅1~2cmの披針形で、葉耳を有する。竹類の例にもれず、60~120年に一度、穂状花序に花長さ0.3~0.8cmの小さな花を咲かせ、結実すると一斉に枯れ、竹林は消滅する。このため、竹類の開花は古くは凶兆とされた。
 見た目の面白い稈は観賞用とされるほか、乾燥させるとしなりが出て硬く折れにくいことや、節ごとに膨らみがあって握りやすいことを生かし、釣り竿や杖に加工されることもある。また、若い芽、いわゆるタケノコはあくが少なくて風味がよく、九州地方、とくに鹿児島県で春の食材として珍重され、天ぷらや汁の実にして賞味されてきた。
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