Top > ナツミカン

ナツミカン の変更点

ナツミカンは、柑橘類の一種である。
&attachref(./DSC_2144.JPG);
画像出典:東京薬科大学薬用植物園にて撮影。
&br;
科名:ミカン科ミカン属
学名:Citrus natsudaidai
原産地:日本
生態:常緑小高木
別名:ナツダイダイ
&br;
山口県が原産で、江戸時代中期に、現在の山口県長門市仙崎大日比の海岸に漂着した果実の種子から育ったのが起源とされており、現在もなお樹齢300年近い古木が残っており、天然記念物として保護されている。比較的寒さにも強く、関東でも庭木として栽培される。
樹高は3m~6mに達し、楕円状披針形の葉には小さな翼があり、ミカン科特有の形状である。初夏に枝先の葉腋に白色の花を咲かせ、秋に偏球形の果実をつけ、緑色から橙黄色ないしは鮮やかな黄色に熟す。冬に熟したものは酸味が強くて生食には適さないので、翌年の4月から6月まで冷暗所に保存しておく。こうすると果実全体に甘みが回って生食やジュース、マーマレードにすることができる。
古くはナツダイダイと呼ばれ「夏橙」「夏代々」の表記で流通していたが、明治になって大阪方面に出荷する際、「代々」が訓読みで「よよ」と読むことができ、これが関西弁で中風を意味するため、縁起が悪いとして「夏蜜柑」と名称が変更されることとなった。
大正末期(1925年)に大分県で本種の枝変わりの品種で、本種より食用にできる時期が早くなる「甘夏」(植物学上の名称はカワノナツダイダイ)が発見され、1965年以降、山口県以外の地域でナツダイダイからカワノナツダイダイへの栽培の切り替えが進んでいる。現在、市場でナツミカンとして流通しているのはほとんどが甘夏、いわゆるカワノナツダイダイである。
古くはナツダイダイと呼ばれ「夏橙」「夏代々」の表記で流通していたが、明治になって大阪方面に出荷する際、「代々」が訓読みで「よよ」と読むことができ、これが関西弁で「中風」を意味するため、縁起が悪いとして「夏蜜柑」と名称が変更されることとなった。
大正末期(1925年)に大分県で本種の枝変わりの品種で、本種より食用にできる時期が早くなる「甘夏」(植物学上の名称はカワノナツダイダイ)が発見され、1965年以降、山口県以外の地域でナツダイダイからカワノナツダイダイへの栽培の切り替えが進んでいる。現在、市場でナツミカンとして流通しているのはほとんどが甘夏、いわゆるカワノナツダイダイである。現在はこのカワノナツダイダイの血を引いており、より収穫量の多くなる品種が作出されてカワノナツダイダイの生産量は徐々に減っているが、それでも冬~春の柑橘として堂々たる地位を築いている。
&attachref(./250505111850686.JPG);
画像出典:板橋区立赤塚植物園にて筆者撮影。ラベルには「ナツミカン」と記されていたが、枝に残っていた前年度の果実の形状や色合いからしておそらくカワノナツダイダイ(?)の花と思われる。
画像出典:板橋区立赤塚植物園にて筆者撮影。ラベルには「ナツミカン」と記されていたが、枝に残っていた前年度の果実の形状や色合いからしておそらくカワノナツダイダイの花と思われる。
&attachref(./DSC_2910.JPG);
画像出典:カワノナツダイダイ(甘夏)の果実。自宅近くの植込みを撮影。
*コメント [#cd9f0bb5]
#comment
*閲覧者数 [#pfa1b743]
|現在|&online;|
|今日|&counter(today);|
|昨日|&counter(yesterday);|
|合計|&counter;|

ホーム リロード   新規 下位ページ作成 コピー 編集 添付 一覧 最終更新 差分 バックアップ 検索   凍結 名前変更     最終更新のRSS