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トウシキミ の変更点

トウシキミ(唐樒)とは、香辛料の一種である。
|&attachref(./DSC_8231.JPG);|&attachref;|
|&attachref(./DSC_8231.JPG);|&attachref(./DSC_7560.JPG);|
&size(10){画像出典:(左)トウシキミの木。東京都薬用植物園にて筆者撮影。(右)乾燥させた果実、いわゆる「八角」。筑波実験植物園の展示室にて撮影。};
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科名:マツブサ科シキミ属
学名:Illicium verum
原産地:中国(広西チワン族自治区)~インドシナ
生態:常緑小高木
別名:スターアニス、ダイウイキョウ、&ruby(はっかく){八角};
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 中国からインドシナにかけて生育する常緑小高木で、わが国への正式な渡来時期は不明だが、江戸後期の植物図鑑『本草図譜』には西洋の図譜から転写された本種の図が収録されている。
 樹高は10m前後で、葉は2cmほどの先端がとがる披針形となり、枝に互生する。春と秋の二回、葉腋から花茎を出し、芳香のある赤い花を下向きに咲かせる。花の後には袋果が星形に集まった集合果で、それぞれの袋果がやや上向きに曲がる。熟すと褐色に変色し、種子を露出して特有の芳香を放つ。
 本種の果実は「八角」や「スターアニス」という名称で流通し、豚の角煮などの中華料理やマッサマンカレーなどのタイ料理用の香辛料として用いられる。香辛料以外にも、健医薬やインフルエンザの治療薬・タミフルの合成原料にも用いられる。本種の果実は有毒植物の[[シキミ]](しかもこれは英語圏でJapanese star aniJapanese star aniseと呼ばれる)のそれとよく似ているので、中毒事故が起こりやすい。以下に、本種とシキミの果実の相違を記載する。
||&color(Green){''トウシキミ''};🍴|&color(Red){''シキミ''};💀|
|''見た目''|星形、全体的に小ぶり。先端は鉤状に曲がる|星形、全体的に大ぶり。先端がまっすぐになり、ややとがる|
|''芳香''|甘い香り|抹香のような香り|
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