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トウゴマ の変更点

トウゴマとは、油脂植物かつ有毒植物である。
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画像出典:東京薬科大学薬用植物園にて撮影
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科名:トウダイグサ科トウゴマ属
学名:
学名:Ricinus communis
原産地:アフリカ北東部
生態:宿根草(冬に気温の著しく下がる地域では一年草)
別名:&ruby(ヒマ){蓖麻};
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 アフリカ北東部ないしは熱帯アフリカ東部が原産の宿根草だが、わが国のように冬に著しく気温の下がる地域では一年草になることがある。
草丈は原産地ないしは熱帯地方では10mほどに達し、条件が良ければ株が木質化することがあるが、わが国ではふつう2m程度になり、木質化することはほぼない。葉は[[ヤツデ]]の葉に似て大きく、品種によってはやや赤みを帯びることもあり、5~11分裂する。
夏に総状花序を出し、上のほうに雌花、下のほうに雄花を咲かせる。赤い雌しべを出すのが雌花で、クリーム色の雄しべを出すのが、雄花である。
秋にトゲにおおわれた赤ないしは緑色の小さな毬栗のような蒴果を実らせ、熟すと蒴果が割れ、種子を露出する。種子は茶色でうずら豆(煮豆用のインゲンマメの一品種)を思わせるような色合いである。また、花を咲かせる前の蒴果は生け花の花材として喜ばれ、特に赤い蒴果をつける品種は「みずま」と呼ばれ、人気である。
 古くから、種子からはひまし油(蓖麻子油)が採取され、そのひまし油を薬用(下剤)や機械用に用いるため、今では世界中で栽培される。しかし、種子にはリシンという猛毒なたんぱく質が含まれており、食せば嘔吐や発熱などの症状を引き起こし、死に至ることもある。種子はうずら豆に似たような、少々食欲をそそる見た目をしているため、ペットや小さな子供が食用と思い込んで口に入れてしまう。彼らの目の届くところに種子を置いておくようなことがあってはならない。
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