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タロイモ の変更点

タロイモとは、食用になる植物の一種である。
|&attachref(./DSC_3684.JPG);|&attachref(./DSC_3290.JPG);|
画像出典:(左)東京都薬用植物園にて撮影/(右)神代植物公園大温室にて筆者撮影。『ブラック・マジック』という観賞用の品種である。
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科名:サトイモ科サトイモ属
学名:Colocasia esculenta
原産地:東南アジア
生態:多年草
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 サトイモ科の有用植物で、東南アジアやオセアニアなどで栽培される。わが国で縄文時代から栽培されている[[サトイモ]]やトウノイモ、ヤツガシラ、とくに沖縄地方で水田にイモを植えて栽培される&ruby(ターンム){田芋};(ミズイモ)も植物学上は本種の一品種ともいえる。現在は熱帯地域でおよそ200種類が栽培されている。本種の性質は強権で、畑でも栽培されるが、水田で栽培されることもある。
根茎は紡錘形になり、表面は黒褐色になる。草丈は1mほどになり、長い葉柄を伴うやゝ縦に長く先端がとがる心臓型の葉を持つ。花は細長く黄色い仏炎苞を持つ肉穂花序で、花序の上部に雄花、下部に雌花を咲かせる。わが国ではあまり花を見かけることはない。
 本種の食用部位は肥大した根茎で、蒸かして皮をむいて塩などで味付けして食用にするほか、ゆでてすりつぶしたマッシュポテト状のものを主食とし、あるいはゆでたものを食べやすい大きさに切ってから揚げにする。また、若い葉は「ラウ(lau)」という名称で呼ばれ、ゆでてから青菜として食用にされる。わが国で、サトイモの葉柄を「ズイキ」と称して食用にするのに似ている。食用以外にも、植物体全体が若干緑がかった黒紫色になる「ブラック・マジック」という園芸品種(画像右)が観賞用に栽培されている。
 「サトイモ属」とは別種であるものの、ポリネシアで栽培され、「タロイモ」の一種とされる植物に「キルトスペルマ・メルクシィ」(Cyrtosperma merkusii)という植物がある。こちらは葉柄が3mほどにもなるもので、塊茎には毒がある。この芋をすりおろしたのちに水にさらしたり、茹でたりすることで毒は抜けるので、こうなれば主食として食することができる。余談だが、わが国ではこの&ruby(しゅ){種};の幼い個体がエキゾチックな観葉植物としてまれに花屋で出回る。

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