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タカナ の変更点

タカナとは、野菜の一種である。
|&attachref(./DSC_3073 (1).JPG);|&attachref(./DSC_3074_0.JPG);|
画像出典:いずれも夢の島熱帯植物館にて撮影。左の紫色の品種は「赤大葉高菜」。右の緑色の品種は「阿蘇高菜」。
画像出典:いずれも夢の島熱帯植物館にて撮影。品種名の札がないので同定は避けたいが、左の紫色の品種は「赤大葉高菜」であろうか。右の緑色の品種は「阿蘇高菜」の可能性もある。
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科名:アブラナ科アブラナ属
学名:Brassica juncea var. integlifolia
原産地:中国
生態:一年草
別名:オオバガラシ(大葉辛子)
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 中国が原産の一年草で、[[カラシナ]]の変種にあたり、株全体の大きさはカラシナより大ぶりであると説明されるが、実際は全体的な草姿はカラシナとの区別はやや困難である。我が国では江戸時代にはすでに栽培されており、地方ごとに魅力的な品種、例えば緑色地に紫色の細い線が不規則に入る「三池高菜」(熊本県)や濃い緑色で食材を包むのに用いられる「&ruby(まんば){万葉};」(香川県)などいろいろな品種がある。草丈は1m~2mほどになり、和名のタカナ(高菜)はこの性質に由来する。
 普通株は大型となり、葉の切れ込みが少ない。葉の質は柔らかいが、ピリッとした辛みがあるため、漬物に利用されることが多い。[[トウガラシ]]と共に漬け込み、べっ甲色になった高菜漬けは白飯の御供や博多ラーメンのトッピングにされる。%%高菜、食べてしまったんですか!!!!????%%。熊本県の「高菜めし」という郷土料理は、高菜漬けと鰹節を油炒めしたのち、ご飯や炒り卵と混ぜ、醤油やごま油で味付けしたものである。
一品種のカツオ菜は雑煮などの汁の実に向く。
*近似種 [#kb641be4]
**コブタカナ [#s1ed9f63]
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画像出典:池袋の百貨店にて筆者撮影
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 長崎県で昭和時代前期から栽培されてきた品種。葉は広い楕円形で切れ込みがあり、半結球する茎の根元にはこぶのような小さな突起があるのが特徴である。このこぶのような突起の部分はコリコリとした食感で味もよく、漬物や炒め物にされる。勿論、葉も特有のピリッとした風味があり、漬物にされる。
**カツオナ [#m0b25d92]
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画像出典:西武百貨店池袋店にて筆者撮影
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 福岡県で古くから栽培されてきた品種である。葉は鮮やかな緑色で、葉の表面はしわが寄って縮れている。タカナ特有のピリッとした風味はない。加熱するとだし汁のような旨味があり、特に煮物、汁物、鍋料理に合う。これは、鰹節のようにアミノ酸が大量に含まれているためである。
 トウ立ちが遅いので、早春まで葉を掻きとって食すことができる。
**&ruby(タニクタカナ){多肉高菜};(Brassica juncea var. rugosa) [#x2fa9206]
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画像出典:http://lannathai.nomaki.jp/yasai01/yasa01.htm 「北タイの野菜」より抜粋
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 茎の部分が分厚くなる品種で、中国やタイなどで栽培される品種である。漬物にされる。中国では「&ruby(ダイガイチョイ){大芥菜};」の名称で知られ、英語圏でもこの名称が用いられている。
**&ruby(エドナ){江戸菜}; [#ad90be3d]
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画像出典:飯沼慾斎 著 ほか『草木図説 : 草部』第3輯,三浦源助,大正2. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/980994 (参照 2025-03-01)
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 飯沼慾斎の『草木図説』の図版と解説を見るに、タカナよりかなり大ぶりになる品種のようである。葉の縁はタカナとは異なり、密な鋸歯にならずに丸くなっているようである。昭和戦前までは栽培されていたようだが、現在はほとんど見ない。
*コメント [#cd9f0bb5]
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