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ソメモノイモ の変更点

ソメモノイモとは、染料植物の一種である。
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画像出典:筑波実験植物園にて筆者撮影。
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科名:ヤマノイモ科ヤマノイモ属
学名:Dioscorea cirrhosa Lour.
原産地:中国、台湾、タイ、ベトナム
生態:つる性多年草
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 中国(福建省、広東省、広西チワン族自治区、貴州省、海南省、湖南省、江西省、四川省、西蔵、雲南省、浙江省)、台湾、タイ、ベトナムを原産とするつる性多年草である。海抜1500m付近の混交林、広葉樹林、低木林、山地斜面、渓谷、河川沿い、道路脇に生えているほか、染料として栽培されることも多い。
 地下の塊茎から蔓を出して成長する。蔓は最大で20mほどで、右巻きで他のものに絡みつき、基部には棘が生えている。葉は革質で、茎の基部で互生し、上部で対生する。葉の形状は先端の尖る卵型で、3本から5本の平行脈とよく目立つ網状脈を持つ。花期は4~6月で、直径2㎜と小さく目立たない花を咲かせる。果期は7~1月で、開花後に扁平な形状の蒴果を実らせ、熟すと割れて種子をばらまく。種子には羽状の構造物が付いており、風に乗って散布される。
 本種は地下に巨大な塊茎をつける。塊茎は楕円形ないしは球形で、表面はざらざらしており、太い毛が生えている。内部はコルク質で、加熱しても食用にはできない。横断面は明るい紅色または赤みがかった褐色で、乾くと紫色になる。この塊茎にはタンニンが非常に多く含まれており、沖縄県では本種を「&ruby(クール){紅露};」と呼んで、「八重山上布」と呼ばれる布地の染色や防腐に用いてきた。布を濃く染めることができるのは、植え付けから数年たった株の塊茎であるという。
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