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ソテツ の変更点

ソテツとは、樹木の一種である。
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画像出典:筆者撮影(1枚目は福岡市植物園、2枚目は小石川植物園)
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科名:ソテツ科ソテツ属
学名:Cycas revoluta
原産地:日本
生態:常緑低木
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九州南部や琉球の海岸の弾劾や傾斜地に生息する常緑低木である。園芸植物として植栽されることもある。樹高は1m~4mほどで、葉は硬い革のような性質で、表面に光沢がある。夏に花を咲かせ、雌雄異株である。上写真の株はおそらく雄株であろう。
雌花は大胞子葉が束生し、大きなボール状になる。雄花は柱のように大胞子葉が立つ。秋から冬に橙色の球形の胚珠が成長し(裸子植物なので果実、および果実のもととなる子房はない)、種子となる。この種子の澱粉は食用となり、琉球や奄美大島では本種を常食してきた。茎もでんぷんを採取することができるが、種子や茎に「サイカシン」というホルマリン系の毒素が含まれるので、一週間ほど水にさらしては新たに水を変えてさらしなおすといった、毒抜き作業が欠かせない。かつて世界恐慌の折、食料の不足にあえいでいた沖縄島ではソテツを毒抜きして食したが、毒抜きに失敗したことで一家全員が死亡してしまうという、痛ましい事故が発生している。この悲劇を沖縄の人々は「ソテツ地獄」と呼んだ。
雌花は大胞子葉が束生し、大きなボール状になる。雄花は柱のように大胞子葉が立つ。秋から冬に橙色の球形の胚珠が成長し(裸子植物なので果実、および果実のもととなる子房はない)、種子となる。この種子の澱粉は食用となり、琉球や奄美大島では本種を常食してきた。茎もでんぷんを採取することができるが、種子や茎に「サイカシン」というホルマリン系の毒素が含まれるので、一週間ほど水にさらしては新たに水を変えてさらしなおすといった、毒抜き作業が欠かせない。かつて明治末期から昭和初期、すなわち1904年の7ヶ月続いた沖縄明治大干魃から世界恐慌にかけての頃、慢性的な食料不足にあえいでいた沖縄島ではソテツを毒抜きして食したが、毒抜きに失敗したことで一家全員が死亡してしまうという、痛ましい事故が発生している。この悲劇を沖縄の人々は「ソテツ地獄」と呼んだ。
現在は細心の注意を払って毒抜きを行い、ソテツ味噌という、いわば嘗め味噌の類が観光客に人気の料理となっている。
園芸植物としても人気で、庭園などに植えると[[バショウ]]と共に異国情緒を醸し出す素材となる。
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