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セリ の変更点

セリとは、山菜の一種である。
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画像出典:いずれも東京都薬用植物園にて撮影
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科名:セリ科セリ属
学名:Oenanthe javanica
原産地:日本
生態:多年草
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日本が原産で、千島列島南部、樺太や朝鮮半島、中国、インドなどに分布し、湿地に生息する多年草である。秋に匍匐する枝の節からランナーと共に若い苗を出し、そのまま冬を越す。和名は、若い芽が競り合って生えるように見えることから。草丈は20㎝~50㎝である。夏に、茎頂に複散形花序を出して唐傘の様な花を咲かせる。このため、古くは本種が属する科は古くは「カラカサバナ科」と呼ばれた。
1~2回奇数羽状複葉の葉は特有の香りがあって山菜として食用にされ、「[[春の七草]]」の一つとしても知られている。古くは野生のものを採取したが、現在は挿し芽で簡単に殖えるので、湿地を模した環境で栽培することの方が多い。野生のものを採取する際には、毒草の[[ドクゼリ]]と酷似しているため、誤ってドクゼリを摘まないよう、細心の注意を払うべきである。セリとドクゼリの見分け方は、[[ドクゼリ]]の項で述べた。
 冒頭で学名を「Oenanthe javanica」と記したが、そう遠くないうちにこの学名が変更される可能性が出ている。というのも、本種とよく似た「''サケバゼリ''」(裂け葉芹。Oenanthe japonica)という3回羽状複葉をつける種が1867年に海外で発表されていたのだが、わが国ではこの「サケバゼリ」と「セリ」の両者を長らく区別していなかったのである。分子系統解析の結果、サケバゼリとセリは明確に異なる種であることが判明した。
 冒頭で学名を「Oenanthe javanica」と記したが、そう遠くないうちにこの学名が変更される可能性が出ている。というのも、本種とよく似た「''サケバゼリ''」(裂け葉芹。Oenanthe japonica)という3回羽状複葉をつける種が1867年に海外で発表されていたのだが、わが国ではこの「サケバゼリ」と「セリ」の両者を長らく区別していなかったのである。分子系統解析の結果、「サケバゼリ」と「セリ」は明確に異なる種であることが判明した。これと同時に、「セリ」は「Oenanthe javanica」という学名の品種とは異なる未記載種であることが判明している。
なお、この「サケバゼリ」は本州~九州に広く分布しており、里山に多いセリと比較してより自然度の高い場所に生息している。
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