セイヨウミザクラ の変更点
セイヨウミザクラとは、果樹の一種である。ふつう「サクランボ」の名称で知られる。 &attachref(./250619173716627.JPG); 画像出典:東京都豊島区池袋にて筆者撮影。 画像出典:東京都豊島区池袋にて筆者撮影。百貨店にて「サクランボ」の果実の実らせ方を客に見せるために展示されていたもの。 &br; 科名:バラ科サクラ属 学名:Prunus avium 原産地:ヨーロッパ 生態:落葉高木 &br; ヨーロッパ原産の落葉高木で、わが国には明治時代に渡来し、今では世界中で栽培される。樹高は5m~6mに達し、3月から4月にかけて白い花を咲かせる。5月から6月にかけて食用になる果実を実らせる。果実は核果で、表面は艶があり、果実色は鮮やかな赤色や黒みの強い赤色で、中心に一つ種子がある。果実は生食されるほか、ジャムやリキュールにされる。 果実は雨に弱く、雨粒が当たると割れてしまって商品にならなくなるため、梅雨でも雨の少ない長野や山梨、山形県などで栽培されている。「佐藤錦」「ナポレオン」などの優良品種が多くある。 アメリカからの輸入品は果実が黒っぽい赤色で、「アメリカンチェリー」の名称で流通する。 *近似種 [#laa1dc3d] **スミミザクラ(Prunus cerasus) [#bd3b3f2a] &attachref(./Prunus_cerasus_-_Köhler–s_Medizinal-Pflanzen-113.jpg); 画像出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Prunus_cerasus_-_K%C3%B6hler%E2%80%93s_Medizinal-Pflanzen-113.jpg 19世紀後半のドイツの植物学者・ケーラーの手掛けた彩色図譜『ケーラーの薬用植物』から引用。 &br; 原産地はトルコあたりで、特徴はセイヨウミザクラに似るが、果実は酸味が強いため生食には向かず、肉料理のソースなどに用いられる。また、砂糖漬けやジュース、ジャムに加工される。その特徴から、英名ではsour cherryとよばれる。サクランボを調理用に使うというのは少し想像がしにくいのだが、利用法はわが国でいうところのウメと近い。 我が国にも明治時代にセイヨウミザクラと共に導入されているが、生食に向かないということで、あまり普及しなかった。 *コメント [#cd9f0bb5] #comment *閲覧者数 [#pfa1b743] |現在|&online;| |今日|&counter(today);| |昨日|&counter(yesterday);| |合計|&counter;| |