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ゴボウ の変更点
ゴボウは、根を食用とする植物の一種である。
&attachref(./DSC_4794.JPG);
&size(10){画像出典:東京都薬用植物園にて筆者撮影};
|科名|キク科ゴボウ属|
|学名|Arctium lappa L.|
|原産地|ユーラシア大陸|
|生態|多年草|
|英名|Edible burdock|
わが国には縄文時代に入ってきたとされ、それまでは山菜として細々と食用にはされていたが、本格的な野菜としての栽培は平安時代になってからのことである。草丈は1m程、6-7月に4cm程のアザミに似た頭花をつける。葉は長い心臓型で、表面は鮮やかな緑色であるが、裏側は白っぽい。
細長い根は食物繊維に富み、きんぴらや煮物、炊き込みご飯や汁の実として食用にする。京都府の堀川ゴボウという品種はなかなか独特な品種で、根が太くて短く、内部が空洞になっており、この空洞に食材を詰めて煮る調理法がある。
現在、ゴボウを食用にしているのは日本や朝鮮半島の一部である。「西洋ゴボウ」の名で呼ばれる[[サルシフィ>バラモンジン]](和名はバラモンジン、キク科バラモンジン属、Tragopogon porrifolius)は属が異なる別種で、煮込み料理に用いられるが、牡蠣に似た風味があるという。
現在、ゴボウを普段使いの野菜として食用にしているのは日本や朝鮮半島の一部のみである。「西洋ゴボウ」の名で呼ばれる[[サルシフィ>バラモンジン]](和名はバラモンジン、キク科バラモンジン属、Tragopogon porrifolius)は属が異なる別種で、煮込み料理に用いられるが、牡蠣に似た風味があるという。
種子には棘があり、このトゲはフックのようになっているため、よく他のものに付着する性質がある。この性質を利用し、チェコで「マジックテープ」が作られたという。欧米諸国ではこの性質が嫌われ、もっぱら雑草として扱われ、ごくまれに根を粉にして薬にされる程度である。
性質や草姿がよく似た同じ''キク科''の植物に、[[モリアザミ]]やハマアザミがある。これらは「ヤマゴボウ」「キクゴボウ」の名称で味噌漬けにされるほか、ゴボウのようにきんぴらや煮物などに調理して食べることもできる。一方、正式な植物名が「ヤマゴボウ」と呼ばれるものは''ヤマゴボウ科''に所属し、ヤマゴボウやヨウシュヤマゴボウ、マルミノヤマゴボウなどがあるが、いずれも有毒であるから注意を要する((アメリカではPokeweedの名でよくゆでて毒素を抜いてから食用にすることもあるし、我が国でも一応は若い葉をゆでてから食する習慣があるにはあったようだが、アメリカにおいてこの植物の毒抜きに失敗して中毒し、しかも大量に食してしまったことで死亡した例があるためおすすめしない))。
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