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コウホネ の変更点

コウホネ(河骨)とは、水生植物の一種である。
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画像出典:東京都薬用植物園にて筆者撮影
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科名:スイレン科コウホネ属
学名:Nuphar japonica
原産地:日本、朝鮮半島
生態:水生多年草
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 北海道西南部から九州、および朝鮮半島の温帯から暖帯に分布する水生の多年草で、小川や溝、池沼に生息する。
根茎は推定の泥流を横に這う。葉は柄があり水上を抜き出たようにして伸び、長さは16㎝~30㎝ほどである。
夏に直径4㎝ほどに黄色のカップ状の花を上向きに咲かせ、黄色い花弁のように見える部分は蕚片である。実際の花弁は小型で鼻の中心部に密集する。
夏に直径4㎝ほどに黄色のカップ状の花を上向きに咲かせ、黄色い花弁のように見える部分は蕚片である。実際の花弁は小型で花の中心部に密集する。
 和名の「コウホネ」は「かわほね」が訛ったもので、泥中に這っている根茎が白色で人骨のように見えることからこの名で呼ばれた。漢方薬ではこれを&ruby(センコツ){川骨};と呼び、鎮咳、去痰、利尿、消炎、浄血、止血、強壮、解熱などの作用があるという。
 また、アイヌの人々は本種を「カパト」と呼び、地下茎をアク抜き・乾燥したものを保存食として利用してきた。樺戸郡(現在の月形町、浦臼町、新十津川町に該当する地域。明治時代には政治犯を収監する収治監が設置された)の名称は、「カパト」に由来する。
 現在は本州や九州などの我が国各地で絶滅が危惧されている状況であるため、むやみな採集は控える。
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