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コウタケ の変更点

コウタケ(香茸)とは、食用きのこの一種である。
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画像出典:東京都新宿区にて筆者撮影。
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科名:イボタケ科コウタケ属
学名:Sarcodon aspratus
原産地:日本
生態:担子菌類
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 我が国特産のきのこで、秋に、広葉樹林の地上に列を作って発生する。きのこはかさと柄からなり、全体の高さは10cm~20㎝程度程となる。かさの直径は10cm~20㎝程度となる。傘は漏斗状で、中央部の凹みは根元まで達する。かさの表面は反り返って荒々しい大きな鱗片がある。この鱗片は中央部に行くほど大きくなり、なおかつ角状となり、より反り返って湾曲する。かさの色は幼い時は淡茶色であるが、成長するにしたがって濃い色あいとなっていく。ただ、乾燥すると黒褐色となり、生の時よりも強い香りを放つ。傘の下面にはひだではなく、0.5cm~1㎝程度で褐色の柔らかい針状のものが多数下垂する。柄は太くて短くずんぐりとした形をしていて、上部よりも根元付近の方がやや太い。色は針の部分とほぼ一緒で白色に近い褐色をしている。
 本種はわが国では古くから優秀な食用きのことして利用されてきた。吐き気をもよおすなどの中毒症状が出る事がある為、生食は厳禁である。食べ方としては、生のものないしは乾燥させたものをぬるま湯に数十分浸し、黒い灰汁がでた場合はその汁を捨てて、それを何度も繰り返す。その後、水に浸し、火にかけて沸騰させる事で安全に食べることができるようになる。ホイル焼きや天ぷらにするほか、乾燥品を水で戻したものは香りが特に強いので、炊き込みご飯にする。
 和名は「香茸」と表記する。元々は「カワタケ(皮茸)」と呼んでおり、これはかさの見た目を動物の毛皮に例えたことによる。しかし、とても良い香りを放つことと、さらに名前の読みに音便が発生したことで「コウタケ」と読まれるようになり、「香茸」という字を当てるようになったのである。
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