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クスノハカエデ の変更点

クスノハカエデ(楠葉楓)とは、樹木の一種である。
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画像出典:板橋区立赤塚植物園にて筆者撮影。
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科名:ムクロジ科カエデ属
学名:Acer oblongum subsup. itoanum
原産地:日本・台湾
生態:常緑高木
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 鹿児島県や沖縄県、台湾に分布する樹木で、南方性のカエデというべき品種である。普通カエデ類は秋になると葉を落とす「落葉樹」のたぐいであるが、本種は冬でも青々とした葉をつける常緑樹である。
樹高は15m程度になる。若枝や葉柄は白く軟らかな細い毛に覆われている。葉は先端のとがる楕円形で全縁。この形状が楠の葉を思わせるので、「クスノハカエデ」の和名がつけられている。革質で鮮やかな濃い緑色となり、表面には光沢があって、短い柄を持つ。葉の裏面は白みの強い灰色となる。
3~5月頃、枝先に黄色い小花をつけた花序を立ち上げるようにして花を咲かせる。花後の果実には他のカエデ科の仲間同様、翼を持ち、熟すとこの翼がプロペラのようにくるくると回って散布される。
幕末期の植物学者・飯沼慾斎の『草木図説』の「木部」の稿本には本種の葉と翼を伴う果実の精密な図が描かれている。
 現地では絶滅危惧Ⅱ類に指定されているが、時たま「メープル・ツリー」という名称で庭木として出回ることがある。但し、この名称は本来は同属別種のサトウカエデを指すものである。
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