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クサソテツ の変更点

クサソテツ(草蘇鉄)とは、シダ植物の一種である。
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画像出典:(左)神代植物公園多様性センタ―にて筆者撮影/(右)自宅近くのスーパーマーケットにて筆者撮影
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科名:コウヤワラビ科クサソテツ属
学名:Matteuccia struthiopteris
原産地:北半球全域
生態:落葉多年生シダ
別名:ガンソク(雁足)、コゴミ、コゴメ
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 我が国をはじめ、北半球に広く分布する落葉多年生シダ植物(秋以降は地上部が枯れる)で、わが国では各地の山地の林の中や渓流沿いの場所に生える。
根茎は塊状となり、長い地下枝を出して地中を横に這う。葉は二つのタイプがあり、まず春に根茎から栄養葉を束生する。この葉の生え方が[[ソテツ]]の葉の生え方を思わせる見た目なので、「クサソテツ」の和名がある。また、株の形状が鳥の雁の足に似ていることから「&ruby(ガンソク){雁足};」の別名があるが、この名称の由来に関しては近縁種の「イヌガンソク」という植物と比較した異論もある。
本種の葉は成長が速く、わずか数日で50㎝から100㎝までに成長するほどである。葉は全長1mほどとなり、草質で毛はない。葉柄の基部に鱗片がある。秋に胞子葉を栄養葉の束生している部分の中心から出し、全長は60㎝程である。そうして晩秋にかけて胞子を出し切ったのち、冬には地上部が枯れて根茎の実で冬を越す。そうして、春になると再び若い芽を塊茎から出すのである。
 若い芽は屈んだような形状であることから東北地方で「こごみ」ないしは「こごめ」と呼ばれる。この名称はほかの食用になるシダ類を指すこともあるが、たいていは本種を指す。サクサクした食感と、かすかにぬめりがあるのが特徴で、湯がいておひたしや酢の物にするほか、天ぷらや炒め物などに向く。東北地方では、大量に収穫できた際には塩漬けにしたり乾燥させたりして保存してきた。
 食用以外にも、成長した植物体は日本庭園やロックガーデンの下草など、園芸植物としても用いられる。
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