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キソウテンガイ の変更点

キソウテンガイ(奇想天外)とは、珍奇植物の一種である。
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画像出典:(上)福岡市植物園にて撮影/(下)筑波実験植物園にて筆者撮影
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科名:ウィルウィッチア科ウィルウィッチア属 
学名:Welwitschia mirabilis
原産地:ナミブ砂漠
生態:常緑低木
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 アフリカ南部のナミビア、アンゴラが原産。ナミブ砂漠に固有の雌雄異株の裸子植物で、その風変わりな外見から名づけられた。進化的には非常に古い植物で、系統としてはマツ類や[[イチョウ]]に近く、裸子植物から被子植物への過渡期の植物であるという。わが国への渡来時期はよくわかっていないが、各地の植物園にて人目を引くため栽植され、また若い苗や種子が多肉植物の愛好家によって高値で取引される。成長方法がこれまたかなり特殊で、茎が伸びるということがなく、2個の帯状の葉が、かの有名なお菊人形のごとく伸び続け、一見すると浜に打ち上げられた昆布のように見えるという珍しい成長方法である。松ぼっくりを思わせるような毬果を上向きにつけ、種子は周りにグライダー状の羽が付き、風に乗って運ばれる。
 10mもの長い根が砂漠の地面の奥深くまで達していることで成長に必要な水分や養分を摂取することができ、何百年も生き続けることができるのである。上の写真をご覧いただければわかるように、植物園で栽培するにあたっては現地での生育環境を再現するために、細長い筒状の容器を用いる。1科1属1種と、植物種の中でも特異な種である。見た目がクサスギカズラ科の[[オモト]]に似ているため、「砂漠万年青」の名称で呼ばれることも。現地ではあまり幼い株が育っていないので、絶滅が危惧されているという。
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