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キクラゲ の変更点

キクラゲ(木耳)とは、食用になるきのこの一種である。
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画像出典:自宅にて筆者撮影
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科名:キクラゲ科キクラゲ属
学名:Auricularia auricula-judae
生態:担子菌類
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 日本、中国、台湾、韓国、北米、ヨーロッパなどのそれぞれのやや北方寄りの地域地域に分布するきのこである。早春から秋にかけて、ニワトコやケヤキなどの広葉樹の枯れ木や倒れた木に生える。
わが国では平安時代から中国からの輸入品を利用していたことが確認できており、さらに中国では南北朝時代の北魏にて刊行された『斉民要術』という農書にはすでに本種に関する記事がみられることから、相当に歴史の古い食材であるといえよう。現在、わが国で流通する乾燥キクラゲの99%は中国からの輸入品だが、現在は生の国産品も流通している。
きのこらしからぬ形状で、カップ型ないしは人の耳に似た形状である。子実体に柄はなく、一部が木に付着するようにして生えるので、容易にもぎり取ることができる。子実体の色合いは濃い茶色で、乾燥させると縮んで黒くなり、雨などが降って水分が戻るとゼラチン質になり、色も褐色に戻る。
 生のものや水で戻した乾燥品は、煮物、練り物、野菜炒めやちゃんぽんなどの中華系料理の具材や酢の物、あえ物やてんぷらにして食用にする。これといった風味はなく、コリコリとした特有の食感を楽しむための食材といえるだろう。
なお、英語圏ではJue's ear(ユダの耳)と呼ばれ、その形状からか、あまり食材としては好まれていない。しかし近年は中華料理の普及により、食用にされていることが増えている。また、名前がよく似ているきのこに、「シロキクラゲ」という透き通った見た目の白いきのこがあるが、こちらはシロキクラゲ科という別の科に属するキノコである。
 生のものや水で戻した乾燥品は、煮物、練り物、野菜炒めやちゃんぽんなどの中華系料理の具材や酢の物、あえ物やてんぷらにして食用にする。
これといった風味はなく、コリコリとした特有の食感を楽しむための食材といえるだろう。
乾燥品キクラゲと生のキクラゲには以下の違いがある。
||乾燥キクラゲ|生キクラゲ|
|食感|歯ごたえがある|強い弾力がある|
|適材|加熱調理で食感を味わう|あまり火を通さない調理で生感を味わう|
|賞味期限|約1年、冷蔵不要|約1週間、要冷蔵|
なお、英語圏ではJue's ear(ユダの耳)と呼ばれ、ニワトコなどの広葉樹に生息することが確認されている。その形状と、「師のキリストを裏切ったユダがニワトコの木で縊死したのち、その霊が転じてキクラゲになった」という伝承からか、あまり食材としては好まれていない。しかし近年は中華料理の普及により、食用にされていることが増えている。
また、名前がよく似ているきのこに、「シロキクラゲ」という透き通った見た目の白いきのこがあるが、こちらはシロキクラゲ科という別の科に属するキノコである。
*近似種 [#v923884d]
**アラゲキクラゲ (Auricularia polytricha) [#i4745f4f]
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画像出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%A9%E3%82%B2%E3%82%AD%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%B2 著作者:Pieria(パブリック・ドメイン)
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 キクラゲによく似た見た目のきのこであるが、キクラゲが北方の地域よりに生育するのに対し、アラゲキクラゲは南方よりの地域に生える。また、子実体の裏面に和名のとおり白くやわらかい短毛が生えているのが特徴である。
 こちらもキクラゲ同様優秀な食菌で、利用法もキクラゲに同じ。商品価値としてはキクラゲのほうが高いといわれているが、食用的価値はどちらも大差ない。
*コメント [#cd9f0bb5]
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