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キキョウ の変更点

キキョウは、薬草並びに園芸植物の一種である。
&attachref(./DSC_1693 (1).jpg);
&attachref(./DSC_1806.JPG); 
&size(10){写真:上下いずれも東京都薬用植物園にて筆者撮影};
科名:キキョウ科キキョウ属
学名:Platycodon grandiflorus
原産地:日本、中国、朝鮮半島、シベリア
生態:多年草
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中国が原産の多年草で、日当たりのよい山地に自生するほか、園芸植物として庭園に栽培される。茎は直立し、草丈は50㎝~100㎝程度である。7月から10月にかけて花を咲かせる。花弁は5つに分かれ、五芒星型になる。紋所のデザインにも多用され、戦国武将・明智光秀の紋所は特に著名である。
普通花は青紫色だが、改良種の中には白色のものもある。また、二重咲きや風船咲きの品種もある。根は短く、[[ゴボウ]]に似た形状である。根にはサポニンが含まれ、乾燥させたものを「桔梗根」の名称で痰切り、咳止めなどに用いる。韓国では「トラジ」という名称で若い根を塩漬けとして食べ、わが国にも山菜として食用にする習慣が少し残っているようだが、現在は絶滅危惧Ⅱ類(VU)に指定されているため、野生のものは採取しないようにしよう。どうしても実践してみたければ、きょうび園芸店で苗や種子が売られているので、ご自身で栽培なさってからお試しすることをお勧めする。また、食べ過ぎるとサポニンにより腹痛を起こすため、これだけで腹を満たすようなことはしてはいけない。
万葉集に詠まれた「萩の花 尾花葛花 女郎花 また藤袴 朝貌の花」という歌においては、これまで「朝貌」は[[ムクゲ]]説とキキョウ説があったが、現在は後者の説が主流となっている。
万葉集に詠まれた「萩の花 尾花葛花 女郎花 また藤袴 朝貌の花」という歌においては、これまで「朝貌」は[[ムクゲ]]説とキキョウ説があったが、現在は後者の説が主流となっている。なお、牧野富太郎氏は「朝貌=ムクゲ説」には懐疑的である。
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