カワチバンカン の変更点
カワチバンカン(河内晩柑)とは、柑橘類の一種である。 &attachref; &attachref(./250505110359793.JPG); &attachref(./DSC_0067.JPG); 画像出典:上下いずれも赤塚植物園(板橋区)にて筆者撮影 &br; 科名:ミカン科ミカン属 学名:Citrus kawachiensis 原産地:熊本県 生態:常緑低木 &br; 昭和前期に熊本県飽託郡河内村(現・熊本市西区河内町)で発見された品種で、かつては[[ザボン]]の枝変わり種であるといわれていたが、現在はゲノム解析の結果から台湾産のザボンの変種である[[ユゲヒョウカン>ザボン#nb6c457d]]の変種であるとする説が有力である。 名称は、河内村に産することと、ほかの柑橘類より晩生で、しかもほかの柑橘類の生産が滞りがちになる春~初夏によく収穫されることから。出回り期間も3月から8月と、わが国で生産される柑橘類の中では最長である。春以降も樹に果実を残して熟させると、その隣で新しく花が咲き、果実が付き始める。このころに農薬などを使用すると、成長前の果実も農薬を吸収してしまい、安全性が危惧され、商品価値も低下する。よって、晩春から梅雨時期以後はほとんど農薬を使うことができないので、前年度に実らせた果実や新しい果実の表面に細かなかさぶた状のものができて乾燥したような見た目になるなど、決して見た目がいいといえないものが出回りがちとなる。 風味と食感が[[グレープフルーツ]]に似ているため、しばしば「和製グレープフルーツ」の名称を関して販売される。現在は「美生柑」((御荘町、現在の愛媛県最南端の愛南町で多く栽培されるためこの名称がある))、「宇和ゴールド」「ジューシーオレンジ」など数多くのブランド名がある。 *コメント [#cd9f0bb5] #comment *閲覧者数 [#pfa1b743] |現在|&online;| |今日|&counter(today);| |昨日|&counter(yesterday);| |合計|&counter;| |