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カラスビシャク の変更点

カラスビシャク(烏柄杓)とは、野草並びに薬草の一種である。中国名の半夏でも知られる。
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|&attachref(./DSC_4517.JPG);|&attachref(./DSC_5274~2.JPG);|
&size(10){画像出典:いずれも東京都薬用植物園にて筆者撮影。};
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科名:サトイモ科ハンゲ属
学名:Pinellia ternata
原産地:東アジア
生態:多年草
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 日本や朝鮮半島、中国に分布する多年草である。古くは畑の雑草として知られ、現在も畑や庭などで本種が見られることがあるという。
葉は同じサトイモ科のテンナンショウの類によく似ているがそれより小さく、三出複葉となり、楕円形の葉をつけ、先端がとがる。草丈は20㎝から40cmと短く、目立ちにくい。
初夏から夏の盛りにかけて緑色または帯紫色の仏炎苞に包まれた花を咲かせる。花弁はなく、サトイモ科特有の肉穂花序で、上部が雄花、下部が雌花の役割を果たす。
花序から伸びた糸状の付属体があり、仏炎苞から伸びつように直立し、杓子を思わせるような見た目になる。よく似た草に[[オオハンゲ]]があるが、そちらは本種より大ぶりの草姿で、ムカゴをつけないという点で区別する。
球根の皮をむき、石灰をまぶして乾燥させたものは「半夏」の名称で流通し、吐き気の鎮静化や痰切りに効果がある。「へそくり」という言葉は、昔の農村でが、クリにも似た球根を漢方薬として売り歩き、それでひそかに収入を得ていたことに由来する。
 変種のホソバハンゲ(Pinellia ternata (Thunb.) Breitenb. f. angustata (Schott) Makino)は草姿は本種とよく似ているが、葉が細くなる点で区別する。こちらは「&ruby(シカハンゲ){紫花半夏};」の名称が当てられることがあるが、牧野富太郎曰く、これは同じサトイモ科の野草の[[リュウキュウハンゲ]]の中国名が移ったものではないかという。
また、ムラサキハンゲ(Pinellia ternata (Thunb.) Breitenb. f. atropurpurea (Makino) Ohwi)は苞の内側が暗い紫色になる点で区別する。
&attachref(./karasbisya02_.jpg);
&size(10){画像出典:https://jusa.sakura.ne.jp/zukan/karasbisya.html jusa's HOME PAGEより抜粋。「カラスビシャク」名義で記載されていたが、苞の内側が紫色であるため、変種のムラサキハンゲであろうか?};
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