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カザグルマ の変更点

カザグルマ(風車)とは、園芸植物の一種である。
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画像出典:東京都薬用植物園にて筆者撮影
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科名:キンポウゲ科センニンソウ属
学名:Clematis patens
原産地:本州、四国、九州北部、朝鮮、中国東北部
生態:落葉つる性多年草
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 我が国や中国、朝鮮半島などの地域を原産とするつる性の多年草で、山地の林縁などに生育するつる性の多年草。茎はつる性で木質化するので、樹木の一種とされることもある。冬になるとすべて葉を落とすため枯れてしまったかのようにみられることがあるが、翌年の春にそこから再び葉を出す。葉は羽状複葉で、光沢のある卵状楕円形の3枚~5枚の小葉からなる。
 山地の林縁に生息するが、花を観賞用にするため園芸植物として栽培されることが多い。5月から6月にかけて新しい枝に白または青紫色の直径10㎝内外の花を咲かせる。和名の「カザグルマ」はこの花の形状にちなむ。8枚の花弁のように見える部分は実は花弁ではなく、蕚片が変化したものである。これは[[テッセン]]や[[センニンソウ]]などほかのセンニンソウ属の植物も同様である。花の後には、白い冠毛を伴った痩果をつける。
 現在はテッセンとともに欧米で改良されて輸入されるほか、わが国でも作出される花卉の「クレマチス」の重要な交配親となっている。現在、野生品は環境の変化など様々な原因でほとんど見られない希少種となっており、奈良県の自生地には天然記念物に指定されているものもある。 
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テッセンやカザグルマをもとに作出された「クレマチス」。品種改良の結果、赤紫色や濃い紫色の品種も作出された。板橋区立赤塚植物園にて筆者撮影。
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