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オトギリソウ の変更点

オトギリソウ(弟切草)とは、野草の一種である。
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画像出典:東京都薬用植物園にて筆者撮影
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科名:オトギリソウ科オトギリソウ属
学名:Hypericum erectum Thunb.
原産地:東アジア
生態:多年草
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 我が国の各地や朝鮮半島、サハリンに分布する多年草で、山地に生える山野草として知られる。
茎は円柱形葉は茎に対生し、茎を抱くようにして付き、黒い油点が散在する。草丈は30㎝から60㎝である。7月から8月に茎の頂部にゆがんだ形状の黄色い5枚の花弁からなる直径1cmほどの花を咲かせる。花は1日でしぼむ。
和名の漢字表記を見るに、弟を切り殺すというなかなか物騒な意味合いであるが、それは以下の伝説に基づく。
平安時代、花山天皇の時代のことである。ある鷹匠が弟に、負傷した鷹の傷をいやすための秘伝の薬とその原料の草について話し、「ほかの鷹匠が真似をするといけないから、このことは決して他人に話してはならない。でなければおれは怒って、お前に何をするかわからないぞ」と釘を刺した。
しかし、その薬の効能を面白がった弟は、こともあろうに愛人関係にあった隣家の娘にこの薬とその原料についてうっかり話してしまったのである。
そのことを知った鷹匠は「あれほど話すなといったのに、なぜ他人に話したのだ!お前のような口の軽い奴はとっとと死ね!」と激怒し、弟を刀で斬り殺した。さらに悲しいことに、隣家の娘も愛する男性の後を追い自殺した。そうして、二人の血しぶきがその草につき、黒く乾いたようになり、いつしかこの草は「弟切草」と呼ばれるようになったという…
 葉を切り傷の貼り薬や塗り薬として用いるが、本種の葉を食すとひどい日焼けを起こすことがあるので、葉を煎じて飲むといった行為は避けたい。
 葉を切り傷の貼り薬や塗り薬として用いるが、本種の葉を経口摂取するとひどい日焼けを起こすことがあるので、葉を煎じて飲むといった行為は避けたい。
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