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ウルシ の変更点
ウルシは、有用樹の一種である。
&attachref(./DSC_6095.JPG);
&size(10){画像出典:東京都薬用植物園にて筆者撮影};
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科名:ウルシ科ウルシ属
学名:Toxicodendron vernicifluum
原産地:中国、インド、日本(?)
生態:落葉高木
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中国やインドが原産で、わが国でも古くから工芸品の材料として利用されていたというのが通説だが、当時の中国の王朝より古い時期の縄文時代の遺跡から漆器が出土し、また野生の個体と推測される木片が残っているため、もともとわが国に自生していたものであるとする見方もある。樹高は3m~10mで、雌雄異株。
中国やインドが原産で、わが国でも古くから工芸品の材料として利用されていたというのが通説だが、当時の中国の王朝より古い時期の縄文時代の遺跡から漆器が出土し、また野生の個体と推測される木片が残っているため、もともとわが国に自生していたものであるとする見方もある。樹高は3m~10mで、雌雄異株。
葉は卵形か楕円形の小葉をもつ奇数羽状複葉で、秋には紅葉する。6月に花を咲かせ、果実(核果)は10月に熟す。
白みの強い灰色の樹皮に浅く切り込みを入れ、そこから染み出した漆を採取するほか、果実を乾燥させて絞った木蝋(ろうそくの原料)をとるために栽培された。わが国では特に江戸時代に栽培が盛んになり、芸州藩(広島県)が一大産地であったという。
漆は空気に触れると黒く変色するため、汁椀などの漆器に古くから用いられてきている。
本種の植物体やまだ乾燥していない漆に触ると、体質によってはアレルギー性の皮膚炎を起こし、皮膚が爛れることがある。これを「ウルシにかぶれた」「ウルシに負けた」という。この原因物質は「ウルシオール」と呼ばれるものである。これはあくまでもアレルゲンであって、有毒物質ではない。このウルシオールは同じウルシ科の[[マンゴー]]や[[カシューナッツ>カシューナットノキ]]を食すと似たような症状を引き起こすおそれがある。また、同じ科の[[ヌルデ]]を触っても似たような症状が出ることがあるという。ただ、人によっては植物体に触れても何の症状も起きない場合もある。また、完全に乾燥してしまえば害は全くない。
白みの強い灰色の樹皮に浅く切り込みを入れ、そこから染み出した漆を採取するほか、果実を乾燥させて絞った木蝋(ろうそくの原料)をとるために栽培された。わが国では特に江戸時代に栽培が盛んになり、芸州藩(広島県)が一大産地であったという。漆は空気に触れると黒く変色するため、汁椀などの漆器に古くから用いられてきた優れものの塗料である。
本種の植物体やまだ乾燥していない漆に触ると、体質によってはアレルギー性の皮膚炎を起こし、皮膚が爛れることがある。これを「ウルシにかぶれた」「ウルシに負けた」という。この原因物質は「ウルシオール」と呼ばれるものである。これはあくまでもアレルゲンであって、有毒物質ではない。このウルシオールは同じウルシ科の[[マンゴー]]や[[カシューナッツ>カシューナットノキ]]を食すと似たような症状を引き起こすおそれがある。また、同じ科の[[ヌルデ]]を触っても似たような症状が出ることがあるという。ただ、人によっては植物体に触れても何の症状も起きない場合もある。また、完全に乾燥してしまえば害は全くない。
近縁種に[[ハゼノキ]]((蝋状の物質をクレヨンやろうそくの材料にする))や[[ヤマハゼ]]((材を弓の材料にする))、[[ヤマウルシ]]((葉を染料にする))、ドクウルシ(Toxicodendron vernix)や[[ツタウルシ]](Toxicodendron orientale)などがあり、ドクウルシやツタウルシは本種(ウルシ)よりもアレルギー反応が強い。
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