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ウッドアップル の変更点

ウッドアップルとは、果樹の一種である。
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画像出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Wood_Apple_Tree.jpg 著作者:Mohana hari balu(Public domain)
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科名:ミカン科リモニア属
学名:Limonia acidissima
原産地:インド
生態:落葉高木
別名:ナガエミカン
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 ミカン科には珍しく、落葉高木である。わが国には1918年に植物学者の島田弥市が当時わが国の植民地であった台湾にジャワから輸入したものを紹介したが、わが国にも台湾にもそれほど広まりを見ることはなかったという。
 ミカン科には珍しく、落葉高木である。わが国には1918年に植物学者の島田弥市が当時わが国の植民地であった台湾にジャワから輸入したものを紹介したが、わが国にも台湾にもそれほど普及することはなかったという。それはおそらく、後述する完熟した果実の見た目と臭気のせいであろう。
樹高は10m程度で、枝にはとげがあり、樹皮は灰褐色で肌が粗い。葉は奇数羽状複葉で5から7対の倒卵形の全長3㎝、幅1.5㎝の小葉からなる。葉は柑橘類を思わせる芳香がある。花は円錐花序を出して暗い赤褐色の5枚の花弁からなる花を咲かせる。花の後には直径8㎝から10㎝の真球形の果実をつける。果実には長い果梗を伴うので「&ruby(ナガエミカン){長柄蜜柑};」の別名がある。この果実は白っぽい褐色で、表面の果皮は木質化して厚さ4㎜程度の硬い殻となる。それゆえ「ウッドアップル」と呼ばれる。また、果肉は茶色くてドロドロしており、&ruby(す){饐};えた味噌のような独特のにおいがあって酸味が強い。
 果実の硬い殻を割って果肉に砂糖をかけ、スプーンですくって食べるが、大変当たりはずれの大きい果物であるという。果実の殻は硬いので吸い殻入れや小物入れに加工する。材も硬いので建築材として用いるほか、樹皮から出たゴム状物質はアラビアゴムの代用品として用い、ワニスや絵の具の原料にする。
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