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イヨカン の変更点

イヨカンとは、果樹の一種である。
&attachref(./digidepo_1869713_0065 いよかん.jpg); 
画像出典:村越三千男著『内外植物原色大図鑑』(国立国会図書館所蔵)より抜粋
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科名:ミカン科ミカン属
学名:Citrys Iyo Group
原産地:日本
生態:常緑低木
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わが国在来の柑橘類で、山口県で作出された品種である。現在は愛媛県で栽培されることが多い。
長らく[[ウンシュウミカン]]と[[ザボン]]の交雑種であると考えられてきたが、柑橘類のゲノム解析が技術的に可能になったことで、カイコウカン(海紅柑、後述)と[[オオベニミカン]]の交雑種であることが明らかになっている。
果肉は果汁を多く含み、甘酸っぱく味も良い。果皮はやや厚みがあるものの、手で剥くことができる。
1885(明治18)年に山口県阿武郡東分村で発見され、その3年後に愛媛県温泉郡持田村愛で栽培を開始した。それゆえ、「伊予ミカン」の名称で呼ばれた。ただ、この名称は当時になって栽培が広まったウンシュウミカンとしばしば混同されやすく、「イヨカン」と名称を変えることで落ち着いたという。戦後になって作出された「宮内イヨカン」はおいしさはそのままに果皮が剥きやすくなっているので、人気を博したという。
1885(明治18)年に山口県阿武郡東分村で発見され、その3年後に愛媛県温泉郡持田村愛で栽培を開始した。それゆえ、「伊予ミカン」の名称で呼ばれた。ただ、この名称は当時になって栽培が広まったウンシュウミカンとしばしば混同されやすく、「イヨカン」と名称を変えることで落ち着いたという。
現在はやや人気が下火になってきている。風味は悪くないのだが、じょうのうが非常に厚く、中の皮を剥かないと口に皮が残ってやや食べにくいためである。また、外果皮はウンシュウミカンと比べると厚く、手で剥けないわけはないのだが、ナイフで上部を切り落とし、切り込みを入れてからようやく剥きやすくなる。
戦後になって作出された「宮内いよかん」は品質が改良され、おいしさはそのままに果皮が薄く、手で剥きやすくなっているので、1月以降に多く出回る。
*近似種 [#f042d919]
**&ruby(カイコウカン){海紅柑}; [#ee2a0364]
&attachref(./default.jpg); 
&size(10){画像出典:https://iiif.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/repo/s/agriculture/document/5bfde8bf-0b54-7848-97d6-1ee30cf9a645#?c=0&m=0&s=0&cv=32&xywh=709%2C1949%2C3064%2C1828 有用植物図説(東京大学農学生命科学図書館コレクション所蔵)より改変};
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学名:Citrus truncata
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中国から導入された品種であるが、古くから栽培され、「じゃがたらみかん」の名称で呼ばれた。「有用植物図説」には彩色図とともに「ジャガタラミカン 海紅柑」と記載されていて、おそらくこの種を指しているものと思われる。サンポウカンとイヨカンの親にあたる品種。この「じゃがたらみかん」はザボンの別名でもあるため、本種をザボンの一種として見る向きもある。
現在我が国ではほとんど栽培されていない。
*コメント [#q8a5c3c3]
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