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イチリンソウ の変更点

イチリンソウ(一輪草)とは、山野草の一種である。
|&attachref(./250420150900215.JPG);|&attachref(./250420150903044.JPG);|
画像出典:東京都薬用植物園にて筆者撮影
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科名:キンポウゲ科イチリンソウ属
学名:Anemone nikoensis
原産地:日本
生態:多年草
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 本州や四国、九州の山すその草地や木陰に生息する多年草である。初夏に地上部が枯れ、根茎の姿で夏~冬を越す「スプリング・エフェメラル」の一つである。根茎は横ばい状態となり、やや多肉質でその先から花茎を1本ずつ出す。この花茎の草丈は15㎝から30㎝程となる。
葉はいわゆる根生葉で、2回羽状複葉で3個が輪生し、小葉はさらに羽状に裂ける。春(3月から5月)にかけて茎の先に直径4㎝程の純白の花を1つ咲かせる。この花の咲かせ方から、「一輪草」の和名がつけられた。この花は一見すると5枚の純白の花弁からなっているように見えるが、実際は蕚片が花弁状に変化したものである。蕚の裏面に紅が差すことがあり、ここから「ウラベニイチゲ」の名称もある。
花を含めた草姿が同科同属の[[ニリンソウ]]と似ており、それと誤って食されることがあるが、有毒成分が含まれるため食用にしてはならない。なお、ニリンソウも若干の有毒植物を含んでいるが、こちらは加熱することで有毒成分が抜けるとされる。イチリンソウの場合、有毒成分の含有量がニリンソウより多いため、加熱してもなかなか有毒成分が抜けない。
とはいえ、前述のように白い花が美しいので、山野草愛好家にとって人気の種である。
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