ヘビウリ のバックアップ(No.9)

ヘビウリは、東南アジアで栽培される野菜の一種である。

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画像出典:1枚目、2枚目、4枚目のいずれも東京都薬用植物園にて筆者撮影。3枚目は大船フラワーセンターにて筆者撮影。


科名:ウリ科カラスウリ属
学名:Trichosanthes anguina
原産地:インド
生態:蔓性一年草
別名:ケカラスウリ(毛烏瓜、同名の雑草あり)、ゴードビーン


 インドが原産のつる性一年草で、わが国には明治期に渡来しているものの、今日に至るまであまり普及していない。草姿は同属のカラスウリに似る。7月から9月にかけて花を咲かせ、その花もカラスウリとよく似ており、5枚の花弁の先端が分岐して糸状となる。果実は1m内外の長さとなり、白地に濃い緑色の縦じまが細く入る。また、深緑色地に細く白い縦じまが走るものもある。果実の表面には初めは細かい毛があるので、毛烏瓜(ケカラスウリ)の名称で呼ばれる。熟すと黄色ないしは鮮紅色になり、紙のように薄く、わずかな衝撃でも破れてしまうほどになる。
原産地のインドや東南アジア諸国では、若い果実をカレーなどに入れて食用としている。また、きゅうりに似た味で、サラダにすることもできる。わが国では「セイロン瓜」の名称でごくまれに市場に流通するが、たいていは自家消費である。果樹園の近くに植えて木につるを絡ませるように栽培することで、木に蛇が止まっているかのように錯覚させ、果物の食害を防ぐ効果が注目されている。花も涼しげなので、グリーンカーテンの効果も期待できる。
英語圏では果実の見た目から「スネークゴード」の名称で知られるが、ウリ科植物で、若い果実の見た目がインゲン豆のさや(・・)に似ていることから、「ゴードビーン」の名称で呼ばれることもある。

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