ナス のバックアップ(No.9)
ナスは、食用として栽培される植物の一種である。
インドが原産であると古くから言われているが、原種がいまだ発見されていない。 品種
マルナス
果実が完全な球体の品種。新潟県の長岡巾着や京都の大芹川(賀茂)が有名である。煮物や漬物に向くが、特に田楽にされることが多い。 ナガナス
果実が長くなる品種。現在市場で売られているナスは長卵形ナスという品種で、千両なすの系統が多く栽培される。ここで取り上げるナガナスは20cm近くの長さに達することがあるほど、細長い品種である。福岡県の博多長なすがこの代表である。焼く、煮付ける、漬け物など調理の範囲が広い。 シロナス・アオナス
果肉にナスニンを含まないため、果皮色が白っぽいのが特徴。この特徴は鹿児島の薩摩白長や薩摩白丸に見られる。特に、果皮がウリのように緑色をしたものはアオナスの名で呼ばれるが、こちらもシロナスの名称で呼ばれることがある。主に煮て食べる。 タマゴナス
果実が鶏卵ほどの大きさの品種で、はじめは白色だが、熟すと黄色になる。このため、古くは金銀ナスビの名称で流通していた。現在は同名の雑草と混同するのを避けるため、タマゴナスあるいは観賞用ナスの名前で流通する。背丈も低いので、鉢植えで栽培する頃ができる。果肉は種が多く、硬いため食用にできない。 ナスにまつわる諺
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