シロウリ のバックアップ(No.9)

シロウリは、果実を食用にする作物の一種である。
越瓜-雄花15.jpg
越瓜-實01.jpg
画像出典:花、果実のいずれもhttp://kplant.biodiv.tw/%E8%B6%8A%E7%93%9C/%E8%B6%8A%E7%93%9C.htm

科名ウリ科キュウリ属
学名Cucumis melo var.conomon
原産地中国
生態蔓性一年草



中国が原産のつる性一年草で、わが国には奈良時代にはすでに渡来している。
草姿はマクワウリに似ており、花もよく似ている。
未熟な果実を漬物にして食用とする。学名に「var.conomon」とあるのは、日本語の「香の物」がなまったものである。地方ごとに様々な品種があり、普通は写真のように黄緑色だが、スイカのように深緑色の縦じまがあるものや、全体が深緑色の品種もある。緑色が若干濃いものをアオウリ、黒に近い緑色のものをクロウリ、縦じまのあるものをシマウリ(縞瓜)と呼称する。マクワウリからの園芸作出品種であるハグラウリ(歯ぐら瓜)も栽培されており、これは肉質が柔らかいため、歯がぐらつくような人でも食用にできるほどであるからこの名がある。
DSC_2931~2 (1).JPG
DSC_2930~2.JPG
画像出典:上からアオウリ、シマウリ。いずれも筆者の蔵書「原色図説植物大辞典」(1938年出版、村越三千男(1872-1948)による著書)から抜粋。
DSC_1769.JPG
DSC_1724.JPG
画像出典:上から「白はぐら瓜」と「青はぐら瓜」。「白はぐら瓜」は池袋の百貨店にて、「青はぐら瓜」は自宅近くのスーパーにて撮影。


名称は、熟すと白っぽくなるためこの名称があるが、マクワウリと違って熟しても甘くはならない。
現在は家庭で漬物を作ることが少なくなったため、シロウリの栽培も徐々に減っているが、6月、早ければ5月下旬から百貨店や大型スーパー、農産物直売所で見かけることがある。

コメント Edit


URL B I U SIZE Black Maroon Green Olive Navy Purple Teal Gray Silver Red Lime Yellow Blue Fuchsia Aqua White

閲覧者数 Edit

今日2
昨日1
合計734

ホーム リロード   新規 下位ページ作成 コピー 編集 添付 一覧 最終更新 差分 バックアップ 検索   凍結 名前変更     最終更新のRSS