サツマイモ のバックアップ(No.9)

サツマイモは、根茎と食用とする栽培植物の一種である。
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画像出典:https://botanic.jp/plants-sa/satuma.htm

科名ヒルガオ科サツマイモ属
学名Ipomoea batatas
原産地中央アメリカ
生態多年草

中央アメリカ原産だと考えられているが、真の原種は未発見。
中央アメリカでは古くから栽培されており、その後南アメリカ地域や、南太平洋地域の島々に渡っていった。そして一端ヨーロッパに渡来してから、ヨーロッパ経由で東アジアに伝播してていったという。日本へは1597年(慶長2)に琉球の宮古島に入っている。
日本では最初南九州を中心に栽培が広まったが、全国的になったのは江戸時代の青木昆陽による普及があったからである。サツマイモはやせ地でも育ち、しかも栄養価が高いので、救荒作物として優れた性質をもっていた。その後第2次世界大戦においてはジャガイモやカボチャとともに全国的な食料不足を補った野菜でもある。
ヒルガオ科の植物で、アサガオに似たラッパ状の花を咲かせる。白い花弁で、中心部分が紫色に染まるなかなかきれいな花だが、関東などでは日照不足で咲かない場合が多い。更に条件が良ければ種子をつけることもある。ただ、種子からの栽培では恐ろしく時間がかかるため種芋を伏せ込んで苗を作ってから植え付ける方法が普通である。
地下の食用部分は塊根といって、根の一部が肥大したものである。表皮が赤いものが一般的だが、皮が白いものや、中の部分が紫色に染まるものもある。茎は地面をはって長く伸びるが、ウリ科のつる植物などとは異なり他のものには巻き付かない。茎が地面についた部分の節から根を出し、やがてイモをつける。病虫害も少なく、あまり手間をかけずに収穫できる(むしろ肥料を多く与えすぎるなどの過保護な栽培方法では「つるボケ」と言って蔓ばかりが茂り肝心のイモが育ちにくくなることがある)ことから、よく子供用の農園体験材料に使われる。
調理法としては石焼き芋が知られ、焼いた石で加熱して、甘味が充分にのったものが石焼き芋屋の屋台で売られる。石焼き芋屋の売り声は、日本の下町の風物詩ともなっている。その他、炊き込みご飯や汁の実、天ぷらなどにされるが、加熱すると甘みが強くなるため、お菓子としての利用も多い。また、九州、特に鹿児島ではこのイモから芋焼酎が作られ名物品になっている。黄金千貫という品種が焼酎用としておなじみである。

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