キンシウリ のバックアップ(No.9)

キンシウリ(金糸瓜)とは、野菜の一種である。
Male_spaghetti_squash_flower.jpg
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画像出典:花の画像はhttps://commons.wikimedia.org/wiki/File:Male_spaghetti_squash_flower.jpg、果実の画像は自宅にて筆者撮影。


科名:ウリ科カボチャ属
学名:Cucurbita pepo
原産地:アメリカ大陸
生態:つる性一年草
別名:ソウメンカボチャ、イトカボチャ


 アメリカ大陸原産のつる性の一年草で、カボチャの変種である。わが国には明治時代から大正時代に中国から「攪糸瓜(かくしうり)」が導入され、その後栽培されるようになった。
ペポカボチャの一種で、茎はつる性となり、60㎝~90㎝になる。葉は3~5指の掌状に裂け、鮮明な鋸歯がある。花はカボチャとほぼ同一である。夏から秋に楕円形の果実をつけ、当初は白色だが、熟すにつれて黄色くなり、果梗は木質化する。なお、まれに果実両面に山吹色ないしは鮮やかな緑色の縦じま模様が出て、大ぶりのマクワウリスイカのような見た目になることがあるが、品質に影響はなく、いわゆる病害虫によるものでもない。また、市販品は上写真のようにやや果皮が白っぽいことがあるが、果梗が木質化してカチカチに硬くなっていれば完熟していることになる。ちゃんと熟しているかどうか心配であれば、数日間常温で風通しの良いところに保存するとよい。そうすれば、果皮はじきに黄色みを帯びてくる。完熟した果実は保存性がよく、冬まで保存できる。
 果実を適当な大きさに切り、種子やワタ(胎座)を除いてから15分~20分ほど茹でるか蒸かすかなど加熱し、そうめんのように冷水で冷やすと、果肉の繊維質部分がほぐれて黄色い糸状になる。このため、「金糸瓜」や「そうめんかぼちゃ」、「スパゲッティ・スカッシュ」と呼ばれる。そうめんのように流水にさらしてからそのままつゆや薬味をつけて食べたり、酢の物やあえ物にする。茹でているときはウリっぽい香りはあるものの、水で〆てしまえば特有の風味やクセがないので、涼しげな見た目やシャキシャキとした食感を楽しむための食材といえよう。また、ダイエットメニューとして市販のパスタソースをかけて食してもよい。アメリカではダイエットメニューの一環で、チャオメン(醤油味または塩味の焼きそば)の麺の代わりとすることもある。
 新潟県長岡市では、未熟な果実を「糸うり」と呼び、シロウリのように漬物やサラダにして食す。本種に限らず、カボチャ類の若い果実は漬物にして食することができる。

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