ワケギ のバックアップ(No.7)

ワケギとは、香味野菜の一種である。
ワケギ くらしの植物苑にて撮影_0.jpg
画像出典:くらしの植物苑(千葉県佐倉市)にて撮影


科名:ヒガンバナ科ネギ属
学名:Allium fistulosum L. var.caespitosum Makino
原産地:未確定(西アジアから地中海東部あたり?)
生態:多年草


 ネギの一変種で、野菜として栽培する多年草。原産地は西アジアから地中海東部あたりだと考えられているが、確定的ではない。遺伝子を解析したところ、本種はタマネギネギを交配させた雑種であるとされる。母種のタマネギよりも早い時期に渡来している。
「本草図譜」には「カリギ」(刈葱)というネギの一品種が記載されており、彩色図を見るに本種(ワケギ)との特徴は非常に似ているが、「夏によく成長するため、その時期に収穫する」という点で異なる。現在、この「カリギ」は家庭菜園で栽培される程度で、市場ではあまり見かけなくなっている。
鱗茎は長さ4㎝~4.5㎝で、3個から6個の鱗茎が基部で合生し、表面は乾皮質である。
茎は根元で束生し、長さは30㎝である。葉は細く多数あって、臭気はネギより少ないが、形態はほぼ一緒である。
3月から4月に花を咲かせ、アサツキのそれに似るが黄色がかっていて少し小さい。8月ごろに鱗茎を植え、翌春から収穫する。

近似種 Edit

トン・ホーム(ต้นหอม) Edit

DSC_7132.JPG
画像出典:夢の島熱帯植物館にて撮影


 タイで栽培される香味野菜で、日本のワケギを少し太くしたような見た目である。風味は「ワケギとエシャロットを足して2で割ったよう」と評される。野菜炒めやスープの具材として用いるほか、生でサラダに入れることもある。
なお。タイ語で「トン」は「植物の茎」を意味し、「ホーム」は「いい香り」という意味である。すなわち「トン・ホーム」とは「いい香りのする茎」という意味で、まさに「名は体を表す」といえる。

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