附子(狂言) のバックアップ(No.6)
あらすじ
ある日、主人が急用ででかけることになったため、召し使いの太郎冠者と次郎冠者に留守を命じた。その際に壺を見せて「この壺には附子という毒が入っている。壺の周りの空気を嗅いだだけで死んでしまう代物だ。いいか、絶対に蓋を開けるんじゃないぞ!」と厳命した。 背景
この狂言が編み出された室町時代当時は、まだ製糖技術が発展していなかったため、砂糖というものは大変貴重な舶来品であった。それで、主人は召し使い2人に「致死性の猛毒の附子だ」と嘘をついて、砂糖を独り占めしようとしたのである。 コメント
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