蝦夷 のバックアップ(No.6)
蝦夷の歴史
古代史上は、現在の東北地方から新潟県北部にかけての地域を支配し、大和朝廷の支配に属しない人々を指して「エミシ」と呼称した。これは、当時の日本が中華思想をまねたものである。古くは「毛人」の字を当てた。なぜこの字を当てたかという理由については現在も議論されているが、アイヌとの関連を見出す説もある。その使用例は、5世紀の中国の歴史書『宋書』倭国伝に、478年(順帝昇明2年)に倭王武*1が宋 (南朝)に援軍を要請する際に届けた上表文中の以下の記述である。 「アイヌ」との共通点・相違点
中世以前のアイヌの共通点としては、本州に平安時代以前にエミシが在住していたであろう地域の名称が現在もなお残っているため、言語には共通する要素が散見されるものと推測される。ただし、エミシは製鉄技術を有していたが、アイヌの用いていた鉄はほとんどが輸入品であったという点や、エミシは馬の飼育で生計を立てていたことで知られているが、アイヌには明治まで馬を飼育するという習慣がほぼなかったという点では異なる。 コメント
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