サッツエキー地方の東にかつて存在した、日の昇る国。エスタリ・サプロ市国よりもずっと国の歴史は浅いが、国の再建という名目で2020年代に国を閉鎖することが決定。 しかし、実際にはサッツエキー地方に新幹線を開通させる計画の一環で国ごと潰されたというのが実情とされる。 閉鎖当日、パッシオ公国に通ずる道全てが閉ざされ、住民は一斉退去することになり、商店街の店という店からはほとんどの商品が姿を消した。現在のパッシオ公国は、かつての派手やかな彩りと満ち溢れた活気を失い、灰色一色のゴーストタウンと化している。 国の閉鎖前は現代ファッションといった服飾店や小物グッズ店といった店がパッシオ公国の財政を左右していた。又、2011年以後はエスタリ市国に劣らぬ品質を作る料理店も地下街に広がっていたと言われる。中でもラーメン店や寿司店等は公国の名物だった。尚、閉鎖前は国土の改修が幾度か行われていた。 公国の中心部には国民の憩いの場として「テルミヌス国立公園」が設けられていた。人々がテルミヌス国立公園を歩く際に流れたBGMは『テルミヌスのテーマ』として知られていたとされる。
エスタに先駆けて2010年代末期に終了したパセオ。だが、エスタに比べて嘆くものは少なく…。