テウチグルミ のバックアップ(No.6)

テウチグルミ(手打胡桃)とは、果樹の一種である。
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画像出典:東京都薬用植物園にて筆者撮影


科名:クルミ科クルミ属
学名:JUglans regia L.var.orientis
原産地:中国
生態:落葉高木


 中国原産の落葉高木で、わが国には江戸時代前期と明治期の二度渡来し、現在は長野県や新潟県などで栽培されるほか、庭木としても栽培される。樹高は20mほどで、樹皮は黒みの強い灰色で、やや平滑である。若い枝は太く腺と褐色の毛があり、後に毛は抜け落ちる。葉は互生し、長さは9㎝~20㎝の羽状複葉である。春に花を咲かせ、夏から秋に堅果(ナッツ)をつける。果実の直系は直径4㎝で、短い毛がある。種実は食用として名高く、たんぱく質や脂肪を多く含み、炒ったものを食したり、菓子の材料にする。それゆえ、「カシグルミ(菓子胡桃)」の名称でも知られる。現在、食料品店で単に「クルミ」という名称で売られているのはほとんどが本種である。同じく食用になるオニグルミは「山くるみ」という名称で販売されるが、殻が硬くて可食部が少ないので、本種ほど多く出回ってはいない。和名のテウチグルミは、殻こそ硬いもののクルミ類の中では薄く、手や木槌で簡単に割ることができるため。
 本種はペルシャグルミ(J.regia)の変種であるが、ペルシャグルミは殻が硬く、保存がきき、専用の殻割り機があるほどである。利用方法はテウチグルミと同じ。シナノグルミは、テウチグルミとペルシャグルミの自然交雑種であるという。

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