シオデ のバックアップ(No.6)

シオデとは、山菜の一種である。
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画像出典:(上)シオデ。(下)タチシオデ。いずれも東京都薬用植物園にて筆者撮影。


科名:サルトリイバラ科シオデ属
学名:Smilax riparia
原産地:日本、中国、朝鮮半島
生態:蔓性多年草


日本の各地や台湾、朝鮮半島、中国や極東ロシア、フィリピンの温帯に分布し、原野や山林の縁に生息する蔓性の多年草。ふつう地上部は冬には枯れるが、南方では茎は越冬する。
葉は長さ5㎝~11㎝で、葉柄の基部に巻きひげがあって、他のものに絡みつく性質がある。
雌雄異株で、夏に花を咲かせ、キイチゴのような形状の果実をつける。当初は粉を吹いた緑色だが、秋には果実は黒色に熟す。
見た目や風味がアスパラガスに非常に似ている若い苗を山菜として食用にする。現在は「山アスパラ」の名称で親しまれる山菜の一種となっている。
和名は、アイヌ語の「シュウオンテ」がなまったものとされる。中国では蔓が牛の尾に似た形状のため、「牛尾菜」の名で呼ばれる。
近縁種で、茎が直立してつる状にならないタチシオデ(S.nipponica。画像下)も同様に食用になる。
葉の裏側に光沢があるのはシオデ、光沢が無いのはタチシオデで、花の場合、花弁が反り返るのはシオデ、反り返らないのはタチシオデである。また梅雨の時期に開花しているのがタチシオデで、それよりやゝ遅れる夏頃に開花しているのがシオデである。

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