オランダイチゴ のバックアップ(No.6)

オランダイチゴとは、果実的野菜の異種である。ふつう「イチゴ」の名称で流通する。
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画像出典:(上)赤塚植物園にて筆者撮影/(下)自宅近くの園芸店にて筆者撮影


科名:バラ科オランダイチゴ属
学名: Fragaria grandiflora
原産地:ヨーロッパ
生態:多年草


果実的野菜として栽培される多年草で、北アメリカ東部が原産の原種・バージニアイチゴ(F. virginiana)と南北アメリカ西部が原産の原種・チリイチゴ(F.chiloensis)の自然交雑種をもとに改良された園芸品種であるという。わが国には徳川時代末期にオランダから渡来した。本種の最古の記録は「本草図譜」で、彩色された図版と共に解説がみられる。
葉は卵型の三出複葉で、裏側には白くやわらかい毛が生えている。霜にあたると赤っぽい色合いになるが、たいていの場合は病気ではない。根元からツルのようなものを伸ばす。このツルのようなものが「ランナー」と呼ばれるもので、そこから出たわき芽を成長させたものが、「苗」として流通するものである。これがもっとも簡単で確実な生殖方法である。
4月から五月にかけて、白い花を咲かせ、5月から6月にかけて、紡錘形の「果実」をつけ、当初は白色だが熟すと鮮やかな赤色に変色する。「果実」と呼称されるのは正確には「花托」と呼ばれる部分が成長したもので、表面のゴマ粒状のしばしば「タネ」と呼ばれる部分が真の果実である。この種子状の部分を土に植えて、新品種の苗を作る。
「果実」は生食されるほか、ケーキなど菓子のトッピングや、ジャムなどにされる。

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