チャノキ のバックアップ(No.5)

チャノキは、有用植物の一種である。
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画像出典:東京都薬用植物園にて筆者撮影


科名:ツバキ科ツバキ属
学名:Camelia sinensis var.sinensis
原産地:中国
生態:常緑小高木
別名:めざましくさ


中国に分布し、時に野生化する常緑小高木である。平安初期(805年)に最澄(天台宗開祖)が中国(唐)から薬用の目的で持ち帰り、鎌倉初期(1191年)には臨済宗の僧侶・栄西が種子を中国(南宋)から持ち帰り、栽培を開始して一気に広まった。室町期から桃山期には村田寿光や千利休など著名な茶人が現れ、とくに織豊時代には信長や秀吉が利休から茶の湯についての手ほどきを受けており、大名の中にも利休に学ぶものが現れ、古田織部や織田有楽など『利休七哲』が世に知られる。
 茶畑では低木状に栽植する。幹は束生し、長い年月を得たものほど幹色は白っぽくなる。葉は互生し、長さは4㎝~10㎝になる。秋に直径2㎝~3㎝の白い花を咲かせる。花弁は5枚から7枚で、下向きに垂れ下がる。冬に黒褐色の球形の蒴果を下向きにつけ、熟すと割れて種子をばらまく。
葉を乾燥させ、粉末にしたのち茶として飲用する。また、そば粉に練りこんで茶そばにする。

近似種 Edit

トウチャ(Camellia sinensis f. macrophylla) Edit

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画像出典:牧野記念庭園にて撮影


 中国南部や東南アジア地域に自生するチャの変種の一つ。わが国で一般的に利用されるチャよりも葉が大きくなり厚みが出る種で、中国では緑茶の材料に使われることから「唐茶」の名称があるのだが、本種の葉は苦みが強いので茶にしても質の良いお茶はできず、もっぱら観賞用である。名前が同じ「トウチャ」は「沱茶」と表記し、これは固有の植物名ではなく、プーアール茶などでおなじみの、ドーナツ形に固めた固形茶のことをいう。

アッサムチャ(Camellia sinensis var. assamica) Edit

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画像出典:小石川植物園にて撮影


 わが国で栽培される茶に比べ葉が大きく、木全体も大型である。原種が世界に伝播する過程で、性質や生態が変化していったと言われている。この種は主にインドなどで栽培されていて、世界の紅茶生産量の30パーセントを占めているという。わが国での商業的な栽培はほとんどないが、標本的に植物園で栽培されることがある。

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