ザクロ のバックアップ(No.5)

ザクロは、果樹の一種である。

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画像出典:(左)東京都薬用植物園にて筆者撮影/(右)自宅近くにて撮影


科名:ミソハギ科ザクロ属
学名:Punica granatum
原産地:イラン、アフガニスタン、パキスタン
生態:落葉小高木


南西アジアが原産の落葉小高木で、ヨーロッパへはギリシャ時代に、中国へは紀元前2世紀に渡来した。漢名の「安石榴」はペルシャ語の「アンジール」を漢字で表したものであるとされている。
わが国への正式な渡来時期は不詳だが、平安時代に出版された「本草和名」には「安石榴(略)和名佐久呂」とあり、その頃にはすでに栽植されていたのであろう。枝はしばしば分岐し、棘がある。
葉は対生し柄を持ち、長い楕円形で全縁、光沢がある。6月から7月にかけて新しい枝に筒形の厚い蕚を持ち、6枚の花弁からなる赤橙色の花を咲かせる。果実は球形で、先端に6つに裂けるようにして蕚が残っている。熟してくると果皮が裂けてきて、赤色の種皮を持つ多くの種子を露出する。
この部分が食用になり、生食あるいはジュースにする。また、園芸植物としても知られ、白色の花を咲かせるものや八重咲になるものがある。また、樹高が1m内外にしかならない「一才ザクロ」という品種もある。
漢方薬の世界では幹や根の皮を「石榴皮」と呼び、サナダムシの駆除剤とするほか、果皮を「石榴果皮」と呼び、口の中の腫物に用いる。ただし、果皮にはペレチエリンという毒成分が含まれるため、誤って食すと吐き気やめまい、下痢などの症状を引き起こすことがある。

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