サツマイモ のバックアップ(No.5)

サツマイモは、食用にする植物の一つである。よく肥え太った根を食用にする。
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画像出典:有用植物図説

学名ヒルガオ科サツマイモ属
学名Ipomoea batatas
原産地中央アメリカ
生態多年草

中央アメリカが原産地とされるが、原種は未発見。
元々中央アメリカで多く栽培されており、南アメリカ地域や、南太平洋地域の島々に渡っていった。そして一端ヨーロッパに渡っていってから、ヨーロッパ経由で東アジアに伝わっていったという。我が国には桃山時代末期に琉球にもたらされ、その後鹿児島に導入されたが、栽培はそれほど広まらなかった。
救荒植物といえば、真っ先に連想されるのが、このサツマイモである。本格的な栽培は、徳川吉宗の治世下で飢饉により大量の死者を出す大惨事が発生し、事態を重く見た吉宗が蘭学者の青木昆陽に命じて始まった。昆陽は、サツマイモがやせ地でも育つことや、多く栄養を含んでいることに注目した。こうして、サツマイモの栽培法が全国に広まったのである。


蔓性の植物だが、ウリ科などのつる性植物とは異なり、他のものに巻き付かず、ただ地を這うのみである。茎が地面についた部分の節から根を出し、この根がだんだんと太っていき、イモとなる。これが植物学用語で塊根と言われるものである。
花は同じヒルガオ科のアサガオによく似ており、中心が濃い赤紫色になる。九州地方などではよく花を咲かせる光景が見られるが、関東地方では日照不足のため、花を咲かせることはあまりない。葉はふつうハート形だが、葉の両側がとがる品種もあり、そちらは牧野富太郎により「アメリカイモ」と呼ばれている。現在は両者の区別はない。
蔓も食用にできる。青物の少なくなる夏場に重宝する。茹でてアクを取ってから炒め物にすると良い。近年は蔓専用の品種もある。
近年は葉に独特の模様が入る品種が観賞用として栽培され、属名のイポメアの名で花屋で販売されることがある。

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