ウリ科 のバックアップ(No.5)
ウリ科とは、被子植物における一グループの一つである。 概要
ほとんどが巻きひげをもつつる性の一年生の草本からなる。ただし、イエメンのソコトラ島に生息するDendrosicyos socotranusという種があり、これは木本植物である。この種はソコトラ島固有種で、絶滅危惧種に指定されている。 主なウリ科植物
栽培
野生
日本におけるウリ科植物の歴史
人類はこのグループに属する植物を食用や観賞用、工芸用など様々な目的に栽培してきた。ここからは、わが国のウリ科植物の歴史について述べる。縄文時代後期に初期農耕が始まってから、ヤマノイモや陸稲を栽培するとともに果物としてマクワウリが、容器加工用としてヒョウタンが栽培されていた。奈良県磯城郡田原本町の弥生時代の遺跡とされる唐古・鍵遺跡からはマクワウリやヒョウタンの種子が出土している。ついで大和時代になるとトウガンやキュウリ、シロウリなど、現在野菜として利用する種が中国から導入されたが、シロウリやトウガンが野菜としてそれほど期間を置かぬうちに利用されたのに対し、キュウリは江戸後期までなかなか食用にされなかった。これは、当時キュウリの熟した果実をマクワウリの代わりに食していたが、猛烈な苦みと酸味があって食用に堪えなかったことと、徳川幕府による統治が始まった折、キュウリの輪切りが葵の紋所によく似ていたためである。 コメント
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