レモンは、果樹の一種である。 画像出典:筆者撮影
ヒマラヤ原産の常緑低木である。現在は世界中で広く栽培される果樹で、わが国には江戸前期に渡来し、貝原益軒著『大和本草』には「リマン」の名称で登場する柑橘が本種であるといわれる*1。明治期にはあまねく栽培されるようになり、二葉亭四迷の「浮雲」や梶井基次郎の「檸檬」などの文学作品にしばしば登場するまで人口に膾炙している。 樹高は3mほどで、枝には棘がある。葉は厚みや鈍い光沢があって、楕円形で縁に粗い鋸歯がある。白ないしピンクで強い香りのする5花弁の花を咲かせる。果実はラグビーボール型で、先端には突起がある。熟すにつれて緑色から黄色に変色する。 果汁を調味料やジュースにするほか、果皮をマーマレードにしたり、果実の薄切りを紅茶の風味づけにするほか、果実を丸ごと塩漬けにして食用にする。
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