モモ(桃)は、バラ科の落葉高木である。
果実を食用とするために栽培される。我が国には弥生時代に中国から渡来した。我が国のモモの最古の記録は「古事記」「日本書紀」に見られる。 当時は甘みも薄く、果実もそれほど大きいものではなかった。どちらかといえば、喉の乾きを癒やすためのスポーツドリンク的な役割を果たしたと思われる。明治時代に中国の優良な品種が導入されて改良され、現在のように甘みの強い品種の原型が出来上がってきたという。 果実の表面には産毛があり、これが虫による食害を防ぐとされるのだが、皮膚の弱い人はこのモモの毛にかぶれるという。