タカナとは、野菜の一種である。 画像出典:夢の島熱帯植物館にて撮影 品種は「赤大葉高菜」 科名:アブラナ科アブラナ属 学名:Brassica juncea var. integlifolia 原産地:中国 生態:一年草 別名:オオバガラシ(大葉辛子) 中国が原産の一年草で、カラシナの変種にあたる。 我が国では江戸時代にはすでに栽培されており、地方に「三池高菜」(熊本県)や「万葉(まんば)」(香川県)などいろいろな品種がある。草丈は1m~2mほどになり、和名のタカナ(高菜)はこの性質に由来する。 普通株は大型となり、葉の切れ込みが少ない。葉の質は柔らかいが、ピリッとした辛みがあるため、漬物に利用されることが多い。 トウガラシと共に漬け込み、べっ甲色になった高菜漬けは白飯の御供やラーメンのトッピングにされる。高菜、食べてしまったんですか!!!!???? 一品種のカツオ菜は雑煮などの汁の実に向く。
長崎県で昭和時代前期から栽培されてきた品種。葉は広い楕円形で、半結球する茎の根元にはこぶのような小さな突起があるのが特徴である。 このこぶのような突起の部分はコリコリとした食感で味もよく、漬物や炒め物にされる。
画像出典:西武百貨店池袋店にて筆者撮影 福岡県で古くから栽培されてきた品種である。葉は鮮やかな緑色で、葉の表面は縮れている。タカナ特有のピリッとした風味はない。加熱するとだし汁のような旨味があり、特に煮物、汁物、鍋料理に合う。