クネンボ のバックアップ(No.4)

クネンボとは、果樹の一種である。
kunenbo02__0.jpg
画像出典:http://jusa.sakura.ne.jp/zukan/kunenbo.html


科名:ミカン科ミカン属
学名:Citrus reticulata 'Kunenbo'
原産地:東南アジア
生態:常緑低木


マンダリンオレンジの一種で、東南アジアが原産である。わが国には室町期に琉球を介して日本に入ってきた*1。樹高は3mほどで、葉は硬い革質で艶があり、濃い緑色で、小翼葉がある。枝に棘はない。
春に白い星型の花を咲かせ、秋から冬にやや扁平な球形の果実をつける。表面はややざらざらしており、果皮はネーブルオレンジよりも分厚く、果肉と離れにくい。果肉は生食でき、芳香と甘みはあるが酸味が強めである。また、果実一個につき十粒ほどの種子がある。このため、次第にウンシュウミカンにとって代わられるようになった。
現在は鹿児島県や沖縄県で多く栽培され、日本各地に古い木が残るばかりとなっている。ウンシュウミカンの親としても知られる。

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*1 「万葉集」に「あべたちばな」という植物が登場しており、「あべたちばな」がクネンボであると仮定すると、渡来時期は大和時代以前ということになるが、現在は室町時代渡来説が優勢

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