アカマツ のバックアップ(No.4)

アカマツは、樹木の一種である。
DSC_2836 (1).JPG
画像出典:東京都薬用植物園にて筆者撮影


科名:マツ科マツ属
学名:Pinus densiflora
原産地:日本
生態:常緑高木


我が国が原産の常緑針葉樹で、本州から四国・九州それに朝鮮半島や中国東南部に分布する。樹高は30mになり、樹皮は赤味の強い褐色で、表面が亀の甲羅のようにひび割れるのが特徴である。和名のアカマツは、この樹皮の色にちなむ。二本の細長い針状の葉が束生し、基部に葉鞘がある。
4月から5月に花を咲かせ、翌年の9月から11月にかけて球果(いわゆる松ぼっくり)をつけ、種子は羽を持ち、プロペラがくるくると回るように地面へと落下する。
食用きのこのマツタケと菌根関係にあるが、近年は森林伐採により、アカマツ林が少なくなっているため、マツタケが年々高価になっている。マツタケ以外にも、ハツタケやショウゲンジ、ヌメリイグチなどアカマツと菌根関係にあるきのこは多数ある。これらのきのこも優秀な食用菌である*1
材を建物の梁、敷居の摩擦部、和室の床柱などに使用される。また、材に松脂を多く含むため、引火性が強く、薪などの燃料に用いる。また、松脂はワニスやテレピン油に用いる。
かつては、樹皮の薄皮をはがしたのち、ゆでてあくをとってから包丁でたたき、食料にしていたという。あまり知られていないが、戦国時代に城の周りにマツの木が植えられていたのは、景観上の理由ではなく、兵糧が尽きた場合の最終集団のためだったのである。

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*1 ただしヌメリイグチは「おいしいから」と食べ過ぎると、やや胃がむかむかするといわれる

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